「一太さん」と呼んでほしい 群馬県の山本氏、職員に要望 – 東京新聞

東京新聞によると

群馬県の山本一太知事は6日の記者会見で、自身を役職や名字でなく名前で呼ぶよう県職員に求めた。「山本さんではよそよそしい。一太さんと呼ばれるのがしっくりくる」と語った。県庁内に「さん付け」呼称を広め、円滑なコミュニケーションを促す狙い。

 部長ら幹部職員間で既に取り組み始めたといい「上司に声をかけやすくなる。形から入るのは大事だ」とも述べた。職員同士の呼び方については、名字か名前かはこだわらないとした。

[全文は引用元へ…]

以下,Xより

共同通信公式さんの投稿】

引用元 https://www.tokyo-np.co.jp/article/384276?rct=politics

みんなのコメント

  • 知事を名前で呼ぶよう強制する意味がわからない。もっとやるべき仕事があるはずだ。
  • 上司を名前で呼んだところで、部下が意見を言いやすくなるとは思えない。
  • 知事の自己満足のために、職員が気を遣わなければならないのは本末転倒だ。
  • 「円滑なコミュニケーション」が目的なら、まずは職員の意見を聞く場を増やすべきでは?
  • こういうどうでもいい改革より、行政のデジタル化や職員の働きやすさを改善するべき。
  • フラットな組織を目指すのはいいが、公的な立場の人が名前で呼ばせるのは違和感しかない。
  • 本当にコミュニケーションを改善したいなら、呼び方ではなく、実際の働き方を見直すべき。
  • 名前で呼んだからといって、知事に意見を言いやすくなるわけではない。
  • 呼び方よりも、職員が自由に発言できる環境を整える方がよほど大事。
  • 形式だけ親しみやすくしても、実際の組織風土が変わらなければ意味がない。
  • 呼び方の問題ではなく、職員が知事に意見を伝えやすい制度を作ることが先だろう。
  • 「一太さん」と呼ばせることが、どれほど業務の効率向上に役立つのか説明してほしい。
  • 単なるパフォーマンスにしか見えない。もっと本質的な改革を期待したい。
  • 知事が本当に「さん付け」にこだわるなら、まずは県民からの意見をもっとオープンに聞くべきでは?

編集部Aの見解

群馬県の山本一太知事が、県職員に対して自身を「一太さん」と呼ぶよう求めたというニュースは、行政のコミュニケーション改革の一環として興味深い話題だ。しかし、この方針が本当に効果的なのか、疑問を感じる部分もある。

まず、知事が職員との距離を縮めたいという意図は理解できる。確かに「知事」や「山本さん」と呼ばれるより、「一太さん」と呼ばれることでフレンドリーな雰囲気を作りやすくなるのかもしれない。日本の行政機関は上下関係が厳しく、形式ばったコミュニケーションが多い傾向があるため、フラットな関係を目指すというのは悪くない考えだろう。

しかし、そもそも公務の場において、知事を名前で呼ぶ必要があるのかという疑問が残る。日本では公的な立場の人物に対して、役職で呼ぶのが一般的な文化だ。例えば、会社でも社長や部長を名前で呼ぶことはほとんどなく、「〇〇社長」「〇〇部長」と呼ぶのが自然である。同様に、知事も「山本知事」と呼ぶ方が、社会的にしっくりくるのではないか。

また、実際に部下が「一太さん」と呼びやすい環境になるのかも疑問だ。普段から上司とフランクに会話できる関係ならともかく、形式的に「さん付け」を強要されても、心理的な壁がなくなるとは限らない。むしろ「本当に一太さんと呼んでいいのか?」と職員が気を遣ってしまい、余計にぎこちない雰囲気になる可能性もある。

さらに、このような呼び方のルールを作ること自体が、本当に「円滑なコミュニケーション」につながるのかも疑問だ。名前の呼び方を変えるだけで組織の雰囲気が良くなるわけではなく、大切なのは普段のコミュニケーションのあり方だろう。職員が知事に対して自由に意見を言える環境を整えることの方が、組織の風通しを良くするためには重要ではないか。

こうした「形から入る改革」は、やり方を間違えると逆効果になりかねない。例えば、部下が「一太さん」と呼ぶことを強制されたら、むしろ萎縮してしまうのではないか。知事自身は「親しみやすさ」を意識しているつもりでも、現場の職員からすれば「なんでこんなことをしなければならないのか?」と困惑するかもしれない。

一方で、こうした取り組みが成功するケースもある。例えば、企業ではフラットな組織を目指し、社員同士を「さん付け」で呼ぶ文化を取り入れているところもある。実際に外資系企業などでは、社長でも「〇〇さん」と呼ぶケースが珍しくない。ただし、それは単なる呼び方の変更ではなく、組織全体の文化としてフラットな関係性を築くために行われている。今回のように「知事だけ名前で呼ぶ」というルールを作るのではなく、組織全体の風通しを良くする施策とセットで行うべきではないか。

もう一つ気になるのは、知事がこの方針をどこまで本気で考えているのかという点だ。単なるパフォーマンスとして話題作りをしているのではないか、という疑念も残る。過去にも、政治家が「〇〇を見直します」と大々的に発表しながら、実際にはほとんど変わらなかったケースは多い。今回の「一太さん」呼称の推奨も、しばらくすると自然消滅する可能性もある。

そもそも、公務員の現場では、もっと優先して取り組むべき課題があるのではないか。例えば、職員の労働環境の改善、行政のデジタル化、住民サービスの向上など、知事がリーダーシップを発揮すべき課題は山ほどある。こうした中で、「呼び方を変えること」に力を入れるのが適切なのか、という疑問は拭えない。

もちろん、知事が職員との距離を縮めたいという意図自体は悪いことではない。しかし、それを「名前の呼び方を変える」という形で実現しようとするのが、本当に最適な方法なのかは疑問だ。もし本気で職員との関係を改善したいのであれば、まずは職員が意見を言いやすい環境を整え、実際の業務で自由な発言を受け入れる姿勢を示すべきだろう。

単なる呼び方の変更ではなく、職員との信頼関係を築く本質的な取り組みが求められている。そのためには、まず知事自身が率先して職員の声を聞き、現場の意見を尊重する姿勢を示すことが重要だろう。

執筆:編集部A

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