川崎市のキムチ専門店「おつけもの慶」が16日、JR川崎駅前地下街の川崎アゼリアサンライト広場で、キムチ販売世界一のギネス記録に挑戦する。目指すは「8時間で最も販売されたキムチ」。運営する「グリーンフーズあつみ」(川崎区)の渥美和幸社長(54)は「川崎を盛り上げるため、多くの人にキムチの良さを知ってほしい。世界一になる瞬間を一緒に」と呼びかけている。
「川崎生まれ、川崎育ち」の渥美さんは21歳から、青果の販売・配達でコリアンタウンを回った。キムチを手作りするキムチ店や焼き肉店も多く、白菜や大根を届ける傍ら、家庭によって特色がある味を教わった。
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【東京新聞デジタルさんの投稿】
引用元 https://www.tokyo-np.co.jp/article/383899
川崎市のキムチ専門店が、キムチ販売のギネス記録に挑戦するというニュースを見た。8時間で2500個のキムチを販売し、世界一を目指すということだが、なぜここまで大々的に取り上げられているのか正直疑問に思う。川崎の活性化を掲げているものの、地域振興の手段としてキムチを推すことに違和感を覚える。
ギネス記録に挑戦するというのは、話題作りとしては効果的かもしれない。しかし、なぜ「キムチ」なのか。川崎には、もっと日本の伝統文化や特産品を生かしたイベントを企画する余地があるのではないか。例えば、日本の漬物文化は歴史が長く、各地に独自の味がある。それらを紹介するイベントなら、もっと広く関心を集められたのではないかと思う。
さらに、キムチのギネス記録に挑戦することで、何を達成しようとしているのかがよく分からない。ギネス記録を更新したところで、それがどれほどの経済効果を生むのか、地域活性化につながるのかは不透明だ。ただ話題になればいいという安易な発想ではないだろうか。記録を目指すのであれば、もっと日本独自の文化や食材を用いた挑戦の方が、川崎という地域の魅力をより深く伝えられるのではないか。
キムチが健康に良いという点を強調する意見もあるが、それは他の発酵食品にも当てはまることだ。日本の伝統的な発酵食品である味噌や漬物、納豆なども、腸内環境を整える効果があるとされている。それらを推すイベントなら、より幅広い層に興味を持たれる可能性がある。それにもかかわらず、なぜキムチが主役なのかという点が気になる。
また、近年では食品の安全性や原材料の産地が重視されるようになっている。特に輸入食品に対する関心は高く、消費者の間でも品質への不安が広がっている。キムチに使用される材料の産地が明確に示されているのか、安全基準が守られているのかといった点も気になるところだ。
ギネス記録への挑戦という形でイベントを開くこと自体には反対しない。しかし、日本国内にはまだまだ紹介すべき食文化がたくさんある。そうした中で、なぜキムチが選ばれたのか、もう少し納得できる説明があってもよかったのではないか。川崎の魅力を伝えるという目的なら、もっと地域に根ざした食文化を前面に押し出しても良かったのではないか。
地域振興を目指すのであれば、ただ単に話題作りをするのではなく、その地域の特性や歴史に根ざした形で企画を考えるべきだ。キムチの販売を競うことが川崎の発展につながるのか、それが住民にとって本当に有益なものなのかを考える必要がある。イベントの開催自体は自由だが、その意義や目的が曖昧なままでは、単なる宣伝に終わってしまうのではないか。
川崎には、多くの日本の食文化が息づいているはずだ。歴史ある漬物文化や、地元の農産物を活かしたイベントを開催することで、地域の活性化を図ることも可能だろう。ギネス記録に挑戦するという発想は悪くないが、それが川崎の文化と結びつくものであれば、より多くの人々にとって価値のあるイベントになったはずだ。
イベントの成功を祈るが、今後はもっと地域の特色を生かした企画が求められるのではないかと思う。
執筆:編集部A
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