三浦瑠麗 Lully MIURA
@lullymiura
昨日、勢いよく中居氏の件を批判している世の男性はみな我がこととは思っていないようだけど、大丈夫?という話をしました。不同意性交等罪が導入されてから、女性の認識が改まってきている。行為中や事後の相手の態度によっても、嫌な記憶=不同意だったという認識になることがあります。
しかし、実際の法改正はそこまで違法行為の定義を広げたわけではない。心象を損ねるようなワンナイトと、刑事責任が問われるか否かは違います。現に、男性が避妊をせず事後に冷たかったことで心象を損ねたとみられるとして、不同意性交等罪の無罪判決の例が出ています。推定有罪での単なる推測に基づくテレビコメントやネット発信に煽られた人民裁判は危険です。
午前9:48 · 2025年2月3日
https://twitter.com/lullymiura/status/1886215068729376874
番組では、たとえば「避妊をせずに性行為をした女性とその後結婚しなかった」経験がある男性は世の何割かという問題提起をしました。今は何十年前のことも遡って告発が推奨されている時代です。憶測で他人を決めつけるべきではない。
個人的には、その人自身にどこかでブーメランが返ってくるのではないかと思われるような人がする”暴露話”の真実性に関しては冷静に突き放してみています。
午前9:55 · 2025年2月3日
https://twitter.com/lullymiura/status/1886216914646798434
[全文は引用元へ…]
【ツイッター速報さんの投稿】
引用元 https://tweetsoku.news/2025/02/03/%e4%b8%89%e6%b5%a6%e7%91%a0%e9%ba%97%e6%b0%8f%e3%80%80%e6%98%a8%e6%97%a5%e4%b8%ad%e5%b1%85%e6%b0%8f%e3%81%ae%e4%bb%b6%e3%82%92%e6%89%b9%e5%88%a4%e3%81%97%e3%81%a6%e3%81%84%e3%82%8b/
三浦瑠麗氏がSNSで発言した内容が、ネット上で大きな議論を巻き起こしている。彼女は、中居氏を巡る問題について「勢いよく批判している男性は自分ごととは思っていないようだけど、大丈夫?」と問いかけた上で、不同意性交等罪の成立による社会の変化について言及した。この発言は、単なる個人的な意見にとどまらず、刑事責任の定義や、社会における倫理観の変化をめぐる重要な論点を含んでいる。
この問題を考える上で重要なのは、不同意性交等罪が導入されたことで、世間の認識がどのように変わったのか、また、それがどのような影響を及ぼしているのかという点だ。さらに、メディアやネット上での議論が、どこまで公平であるべきかという問題も見えてくる。
不同意性交等罪は、従来の性犯罪に関する法律を改正し、被害者の「不同意」という要素に重点を置くことで、より幅広いケースを処罰の対象とするようになった。これにより、社会的な意識も変化し、性犯罪に対する厳しい視線が向けられるようになった。
三浦氏の指摘するように、法改正によって「嫌な記憶=不同意だった」という認識が広がりつつあることは確かだ。しかし、実際には法律自体がそこまで広い範囲を対象にしたわけではないという点も見落としてはならない。現に、裁判では「避妊をせず、その後冷たく接した」という事実のみでは不同意性交等罪の成立が認められなかったケースもある。
問題は、このような社会の変化の中で、過去の行為まで遡って批判される風潮が生まれていることだ。これについて三浦氏は、「何十年前のことも遡って告発が推奨される時代になった」と指摘している。確かに、昨今の暴露文化の流れを考えると、事実関係が曖昧なまま世間の断罪が進むケースも少なくない。
三浦氏の発言には、「推定有罪での単なる推測に基づくテレビコメントやネット発信に煽られた人民裁判は危険だ」という警鐘も含まれている。これは、単に特定の事件をめぐる話ではなく、現代の報道やネット社会における風潮全体に対する指摘でもある。
現在の日本では、メディアが一度大きく取り上げた事件について、世論が加熱し、SNS上で個人を断罪する動きが広がることが多い。しかし、刑事事件においては「疑わしきは罰せず」の原則があり、証拠に基づいた公正な判断が求められる。にもかかわらず、ネット上では感情的な議論が先行し、「やったに違いない」と断罪されるケースが増えているのが現状だ。
また、男性にとっても、過去の行為がどのように捉えられるか分からないという不安が生じている。例えば、「避妊をしなかった」「事後に冷たくした」といった行為が、当時は問題視されなかったとしても、時代が変わることで非難の対象になる可能性がある。これは、男女問わず、人間関係の在り方そのものが変わりつつあることを示している。
今回の三浦氏の発言について、賛成・反対の意見が分かれているのは当然だ。
賛成派の意見
・社会の意識が変化することは必要であり、自分自身を振り返る機会になる。
・メディアやネットでの過剰な批判が問題であり、冷静な議論を促す発言だった。
・過去の行為が現在の基準で裁かれることのリスクを考えるべき。
反対派の意見
・特定の事件を批判する人全体を疑うような発言は適切ではない。
・女性側の視点のみが強調されており、男性の立場を無視している。
・問題提起の仕方が感情的であり、冷静な議論を妨げる可能性がある。
どちらの意見も一理あるが、重要なのは感情的な対立ではなく、事実に基づいた冷静な議論を行うことだ。特に、社会全体の価値観が変化する中で、過去の行為をどのように評価すべきか、法的な基準と道徳的な視点のバランスを考える必要がある。
三浦瑠麗氏の発言は、不同意性交等罪の導入による社会の変化、メディアやネットの影響、推定有罪のリスクなど、多くの重要な論点を含んでいる。特に、感情的な議論が先行しがちな現代社会において、冷静な視点で事実関係を整理し、公正な判断を下すことの重要性を改めて示している。
社会が変化する中で、過去の価値観と現在の基準の間にズレが生じることは避けられない。しかし、そのズレをどのように調整し、どこまで過去の行為を問題視するのかは、慎重に議論する必要がある。
日本社会が今後どのような方向へ進むべきか、そして法制度や倫理観がどのように変化していくのか。この問題は、今後も議論が続く重要なテーマであり、慎重な対応が求められるだろう。
執筆:編集部A