東アジアでも屈指の繁華街である東京・新宿歌舞伎町。そんな街の外れにある新宿区立大久保公園は現在、大きな注目を浴びている。
■【画像】ここは日本か? 国際化する大久保公園周辺には多数の外国人立ちんぼの姿が■
「20歳前後の女の子を中心に街娼行為、いわゆる立ちんぼをする若者が絶えず問題になっています。新宿警察署や新宿区役所が“売春行為をしないように”と拡声器を使って公園近くで呼びかけ、パトロールをしていますが、とても効果を発揮しているとは言えない状況です」(夕刊紙記者) 実際に弊サイト記者も大久保公園周辺を歩いてみると、付近に出店する飲食店の中には出入り口に《お店の前でのご歓談は、近所迷惑になりますので、ご遠慮ください。》と書かれた張り紙が。 この店の女性店主に記者が張り紙を貼った理由を尋ねると、 「少し前に店の前でずっーと立っている女の子がいたの。友だちと待ち合わせかな? と思ったけど何時間も立っている。そしたら男の人が声をかけて2人でどっかに行っちゃったね。 そんな子が1日に何人もいるとお客さんも店に入りにくいでしょう。お客さんからしたら気分が良いものじゃない。売春する女の子に商売の邪魔はして欲しくないと思って張り紙をしました」(女性店主) 近所で長年青果店を営むという女性も、店の近隣で若い女性が客引きをする様を横目に嘆く。 「すごく嫌だ。ここ2~3年、年々立ちんぼをする子が増えている印象です。立ちんぼの子がいるからと売り上げに影響は出ないけど、風紀は乱れますよね。つい最近もウチの旦那が車で帰ろうとしたら、“公園近くにいた男の人にいちゃもんをつけられた”ってボヤいていましたよ」(青果店で働く女性) そんな大久保公園周辺では現在、大きな変化が起きているという。 「国際化です。公園と歌舞伎町を結ぶ路上は今や外国人の街娼だらけ。日本人の立ちんぼは、スマホを見つめて男性から声をかけられるのを待っているだけですが、外国人の立ちんぼはとにかく積極的。自分たちから街中を歩く男性に“Hey”と声かけをしています」(前出の夕刊紙記者)
実際に弊サイト記者も大久保公園の一角にできた、外国人立ちんぼだらけの通りを歩いてみるや、流し目でこちらを見つめる外国人女性が、腰をくねらせながら手招きをしてくる。中にはこちらの腕をむんずとつかみ、自身の胸を押し当て耳元で“気持ちいいよ”とささやきかけてくる立ちんぼ女性までいるほどだ。 立ちんぼだけではなく“TACHINBO”も出現したことにより、喜べない国際化が進んだ大久保公園周辺。彼女たちはなぜ、異国の地で街娼行為を営むのか。弊サイト記者はアメリカ発のファッションブランド・ヴィクトリアズ・シークレットのロゴが入った赤い下着が白い服の上から透けて見える、29歳でアフリカ出身を自称する外国人女性に話を聞いた。 「今は円安だから。都内のバーで働いているけど全然、お金が儲からない。毎日出勤しても30万円くらいかな。これじゃ家族に仕送りなんてできやしないよ。だったら夜、街に立った方がお金になるから1年くらい前から立ちんぼを始めました。今は月に3日間立っています。お客さんは1日2~3人くらいで1人1万5000円。お客さんはもっぱら外国人の観光客ばかりね」(外国人女性) 外国人観光客の間でも話題を呼んでいるという大久保公園。どの様にして外国人観光客はその存在を知るのだろうか。 「ネットでしょう。YouTubeとか見たら今はなんでもわかる。日本人の男だって海外に旅行に出かけたら夜のお店に行くでしょう。それと一緒の感覚なんじゃない」(前同) しかし、路上での客引き行為は違法である。彼女はその点をどの様に考えているのか。 「イリーガル(違法)なのは知っているけど、別に誰も注意してこないしね。お客さんとトラブルになったら怖いから、いつも立っている場所の近くにあるホテルを絶対に使ってる。イリーガルなことだから、何か起きても警察を頼りにもできないし。近くに(立ちんぼ)仲間がいれば安心かなって」(同) 彼女が客を案内するのは休憩1時間2800円の安ホテル。室内にはベッドすらなく、井草の色が抜け切った3畳分の畳が敷き詰められた部屋にはソファーが置かれているだけだという。隣の部屋の声も丸聞こえとなるこのホテルの受付を彼女は「パパ」と呼んでいるという。ずいぶん親密そうに思える2人の関係について聞くと、彼女は顔色ひとつ変えずに、「皆んながそう呼んでいるから、私もパパと呼んでいるだけ」とだけ語った。 さまざまな背景事情を抱え、夜の新宿歌舞伎町の大久保公園に立つ女性たち。その一方で周辺住民が、治安の悪化と街の劇的変化に頭を悩ませているのも事実だ。
引用元 https://news.yahoo.co.jp/articles/8d8b9ece347fed2e52a5ec66a86917dc597a0d48?page=1