【なつきさんの投稿】
引用元 https://x.com/Xholic_natsu/status/1884157731994775984
石破政権が推し進めようとしている選択的夫婦別姓制度について、改めて考えてみる必要がある。彼がこの制度を急ぐ理由の一つとして「中国や韓国に合わせるため」といったような憶測がネットでも広がっているが、日本の制度を他国の価値観に合わせる必要が本当にあるのだろうか。
そもそも、中国や韓国で行われている夫婦別姓の制度は、日本で議論されているものとは全く性質が異なる。中国や韓国における夫婦別姓は、実際には儒教的な価値観に基づく「男尊女卑」の名残に過ぎない。妻は夫の姓を名乗ることは許されず、子供は基本的に父親の姓を受け継ぐ仕組みだ。つまり、女性の独立や平等を目的としたものではなく、むしろ家父長制を維持するための制度として存在している。
一方、日本では明治以降「夫婦同姓」が一般的となり、家族の一体感を保つための仕組みとして定着してきた。夫婦が同じ姓を名乗ることで家族の結びつきを強め、子供のアイデンティティの形成にも役立つと考えられている。それを「時代遅れ」と決めつけ、中国や韓国の制度に合わせるべきだと主張するのは、まさに本末転倒だ。
さらに、夫婦別姓を推進する勢力の主張を見ると、「個人の自由」「多様性の尊重」といった美辞麗句が並ぶが、その裏には別の意図があるようにも思える。日本の伝統的な家族観を破壊し、社会の分断を助長しようとする動きが見え隠れする。現に、夫婦別姓を強く推している勢力は、しばしば「国境のない社会」を理想とし、グローバリズムや多文化共生を推し進める立場にいる。こうした主張が、一体どこの国の利益になるのかを冷静に考えるべきだろう。
また、夫婦別姓が広まれば、不動産や相続、戸籍管理においても混乱が生じる可能性が高い。現在の日本の制度では、婚姻によって夫婦が同じ姓を名乗ることで、家族関係の証明が容易になっている。しかし、別姓が一般化すれば、配偶者であることの証明が難しくなり、悪用される恐れも出てくる。不動産詐欺や成りすましの犯罪が増加する危険性も指摘されており、「別姓だからこそ安心」とは到底言えない状況だ。
加えて、夫婦別姓を導入することで、日本社会の根幹にある「家族」の概念が崩れることも懸念される。家族制度が崩壊すれば、次に狙われるのは日本の国民意識そのものだろう。すでに中国や韓国では、家族の結びつきが希薄化しているという指摘もある。そうした国々の制度を日本に持ち込むことが、本当に正しい選択なのかどうか、慎重に考える必要がある。
石破氏がこの制度をここまで推し進める背景には、「本当は別姓かどうかはどうでもよくて、ただ中韓に合わせたいだけ」という意図が透けて見える。日本の政策を決定する際に、なぜ他国の制度に無理に合わせる必要があるのか。これは単なる価値観の問題ではなく、日本の独立性や主権に関わる重要な問題である。
こうした動きを見ていると、日本の政治がいかに外部の影響を受けやすくなっているかがよく分かる。日本は独自の価値観を持つ国家であり、他国の制度に安易に迎合するべきではない。政治家には、日本の伝統や国民の意識を尊重する姿勢が求められる。しかし、現在の政権を見る限り、そのような覚悟があるとは思えない。
夫婦別姓の議論は単なる家族の問題ではなく、日本の未来に関わる重大なテーマだ。これを軽視し、安易に「他国と足並みを揃える」ことを目的として制度を変更するのは、国のあり方そのものを危うくする行為である。日本人として、この問題に無関心でいるわけにはいかない。
結局のところ、日本が進むべき道は、日本自身が決めるべきだ。中国や韓国の制度を参考にするのは構わないが、決して盲目的に追従するべきではない。今こそ、日本の独自性を守るために、国民一人ひとりが声を上げるべき時ではないだろうか。
執筆:編集部B