【ワシントン=坂本一之】トランプ米政権の中枢メンバーであるルビオ国務長官とウォルツ大統領補佐官(国家安全保障問題担当)は21日、それぞれ岩屋毅外相と会談し、石破茂首相の訪米日程の調整を急ぐことを約束した。対中連携で日本を重視する姿勢が示されたものの、トランプ大統領の石破首相に対する関心は良くも悪くも低く、ディール(取引)の対象にすらなっていない。
トランプ政権は21日、日米豪印や日米などの外相対話を開催する一方、ホワイトハウスでトランプ氏本人と一緒に報道陣の前に現れた日本人は、巨額の対米投資を表明したソフトバンクグループの孫正義会長兼社長だった。
支持率向上に向け政策の成果アピールに注力するトランプ氏にとって、安定した関係を持つ日本との首脳会談に強い関心を寄せる環境にはない。
トランプ氏は、好意を持つハンガリーのオルバン首相や安倍晋三元首相ら現旧首脳の名前を折に触れ言及する。敵対国でも個人的関係に自信があったり、ディールを仕掛けたい相手であったりすれば、強い関心を示す。
こうした場合、会談も優先的に設定されるが、現在、トランプ氏の口から石破首相の名前が頻繁に出ることはない。トランプ氏が石破首相と会談する意向を示した昨年12月の会見でも、「日本の首相」に対して「大きな敬意を払っている」とは述べたが、石破首相との個人的な関係構築には強い関心を示さなかった。
日米同盟を重視する政権中枢メンバーのお膳立てで、日米首脳会談の準備は進む。ただ、日本側はトランプ氏が会談に意欲を持つような協力案件の提案や、石破首相本人による関係構築への取り組みが必要となる。
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【産経ニュースさんの投稿】
引用元 https://www.sankei.com/article/20250122-FI4J6L2RWNLXPLZPK2VSIFRYE4/
最近、トランプ政権が石破茂首相に対して関心をあまり示していないという報道がありました。このニュースを見て、日米関係の現状や今後の展望について考えさせられました。
トランプ大統領は、ビジネス的な視点から国際関係を捉える傾向があり、基本的に「ディール(取引)」が成立する相手にしか興味を示さないように思えます。そのため、日本側から具体的な提案や対米協力の姿勢を示さなければ、注目を集めるのは難しいのかもしれません。過去には安倍晋三元首相のように、積極的な関与を通じて信頼関係を築くことができたケースもあり、石破首相も何かしらのアプローチを考える必要があるでしょう。
報道によると、トランプ大統領が安倍元首相の名前を頻繁に出しているのに対し、石破首相の名前がほとんど出てこない点は気になるところです。安倍元首相は、積極的な対米投資や経済連携を打ち出し、トランプ氏の関心を引きつけました。それに比べると、現時点では石破首相に対する期待感が薄いのではないでしょうか。やはり、具体的な成果を示さなければ、外交の舞台では存在感を示すのが難しいという現実があると感じます。
しかし、米国政府の中枢メンバーが日米首脳会談の調整を進めている点から、日本の重要性自体は依然として高いと考えられます。特に、日米同盟は東アジア地域の安定に不可欠であり、今後も強化すべき関係です。石破首相がトランプ大統領の関心を引くためには、経済的な貢献や防衛協力の深化など、具体的な提案を積極的に行うことが必要ではないでしょうか。
一方で、日本国内の視点も重要です。石破首相が米国との関係を強化しようとする努力は評価されるべきですが、国内の政治基盤をしっかり固めることも欠かせません。国内での支持を高めることで、より強い立場で米国との交渉に臨めるはずです。
また、今回の報道を通じて、メディアの報じ方にも注目すべきだと感じました。特定の視点からのみ伝えられることで、国民の認識が偏ってしまう可能性があります。特に外交問題は複雑で、一つの側面だけでなく、多角的に分析することが重要です。
今後、日本政府がどのような戦略を取るのか注目しています。石破首相がどのようにトランプ大統領との関係を築き、日米関係をさらに発展させるのか、引き続き関心を持って見守りたいと思います。
執筆:編集部A
以下X(旧Twitter)より…