【himuroさんの投稿】
引用元 https://tweetsoku.news/2025/01/21/%e3%80%90%e6%82%b2%e5%a0%b1%e3%80%91%e3%83%95%e3%82%b8%e3%83%86%e3%83%ac%e3%83%93%e3%80%81%e3%82%bb%e3%83%96%e3%83%b3%e3%81%ae%e3%81%8a%e3%81%ab%e3%81%8e%e3%82%8a%e5%80%a4%e4%b8%8a%e3%81%92%e3%82%92/
フジテレビの報道姿勢が再び話題になっている。セブンイレブンのおにぎり値上げを、トランプ大統領の就任演説よりも大きく扱ったというのだから驚きだ。確かに物価の上昇は国民にとって身近な問題ではあるが、アメリカの政権交代という国際的なニュースと比べたときに、優先順位をどう考えたのか疑問を感じる。
報道機関の役割は、国内外の重要な出来事をバランスよく伝えることにあるはずだ。しかし、今回のようにコンビニのおにぎり値上げをトップニュースとして扱うのは、視聴者の関心を引くことを優先した結果なのだろうか。それとも、国際情勢よりも国内の経済的な話題のほうが影響が大きいと判断したのかもしれない。しかし、それにしてもバランスの取り方に違和感を覚える。
トランプ氏の就任は、アメリカのみならず世界全体の政治・経済に大きな影響を与える出来事だ。特に、今回の就任演説では、SNSの検閲を停止する大統領令に署名することを明言し、言論の自由を重視する姿勢を打ち出した。この政策が今後どのように影響を及ぼすか、日本国内でも関心を持つべき話題である。しかし、フジテレビはこのニュースよりも、コンビニのおにぎりの値上げを優先した。
もちろん、日々の物価上昇は多くの国民にとって重要な問題であり、報道されるべき話題ではある。しかし、トランプ政権の政策は、日本の経済や安全保障にも直接影響を及ぼす可能性がある。それを後回しにして、おにぎり値上げを大々的に伝えるのは、ニュースの重みを考慮しているとは思えない。
最近のフジテレビの報道内容を振り返ると、こうした「話題性重視」の傾向が目立つように感じる。視聴率を意識しすぎるあまり、国際ニュースや政治問題よりも、視聴者の関心を引きやすい身近な話題を優先しているのかもしれない。しかし、それでは本来の報道機関としての役割を果たしているとは言い難い。
また、フジテレビはこれまでにも海外の重要ニュースよりも、芸能や生活情報を優先する傾向が指摘されてきた。今回の件も、その延長線上にあるように思える。トランプ氏の就任を軽視するような形になったことは、国際報道のバランスを欠いているとの批判を招いても仕方がないだろう。
さらに、報道の姿勢だけでなく、フジテレビの現在の経営状況も注目される。最近では、スポンサーのCM差し止めが相次ぎ、ACジャパンの公共広告への差し替えが増えている。こうした背景を考えると、報道内容もスポンサーの意向を考慮して調整されているのではないかとの憶測も出てくる。
フジテレビの信頼回復には、視聴者が求める「正確で公平な報道」を提供することが不可欠だ。今回のように、報道の優先順位に疑問を持たれるような内容が続けば、ますます視聴者離れが進む可能性がある。国際ニュースと国内ニュースのバランスをどう取るのか、報道機関としての在り方が問われているのではないか。
また、一部では「フジテレビをイーロン・マスクが買収してXテレビにすればいい」という冗談交じりのコメントも見られる。実際、イーロン・マスク氏は言論の自由を強く主張しており、SNSの検閲問題にも積極的に関与している。仮に彼がフジテレビのようなメディアを手に入れたとしたら、現在の報道姿勢とはまったく異なる方向に進むかもしれない。
報道機関に求められるのは、ただ視聴者の関心を引くニュースを流すことではなく、社会にとって本当に重要な情報を正しく伝えることだ。フジテレビが今後どのような報道方針を取るのか、引き続き注目していきたい。
執筆:編集部B