埼玉県川口市でクルド人がさまざまなトラブルを起こしている。その一方で、それらの報道を「ヘイト」だと指摘する人たちもいて、市内は親クルド派と反クルド派に割れているとも。いったい真相はどうなのか。実際、現地に住んで2カ月間取材をしてみると――。
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朝6時前に赤芝新田のヤード(解体業者の資材置き場)を訪れると、解体業のクルド人たちが次々と“出勤”してきた。赤芝新田の交差点はちょっとした渋滞に。トラックと軽乗用車が多いが、高級外国車も目立つ。アウディ、BMW、ボルボ、フィアット……など。
「川口のクルド人社会にも経済格差はあります。日本での滞在年数が長いベテラン組は裕福で、日本に来て日の浅い若者を使っている状況です」(川口市議会議員の奥富精一さん・以下同)
“仮放免”(入管施設への収容が一時的に停止された状態)の外国人による無免許運転も問題になっている。
「事故の事例を確認すると、無免許、他人名義、無保険が横行しています」
現代の日本でそんなことがあり得るのか。埼玉県警察運転免許センターに問い合わせると、仮放免の外国人が日本の免許を取得するのは現状、困難だという。
「ルール上は自国の免許があり、試験に受かれば、日本で運転できる免許を取得できます。ただ、今は仮放免の方の希望者が多く、提出された書類の住所に本当に住んでいるかの現地確認などに時間がかかり、審査書類の有効期限を過ぎてしまう状況が続いています。また筆記試験は現状クルド語やトルコ語には対応していないので、試験に受かるのは難しいです」
その結果、免許を取得できないクルド人が無免許や他人名義の免許で運転しているようだ。
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議会で青山さんがクルド人に対して厳しめの発言をしたら、匿名の手紙が送られてきたという。
「川口はクルド人のものです 日本人は出ていって」
「日本人こそ私たちのやり方に合わせるべきだ クルド人」
かつてはSNSを通して脅されてもいた。
「東京湾に沈めてやる」
「窓の外を見ろ。俺は今お前を見張っている」
怖くなり、SNSの利用はすべてやめたという。
奥富さんもさんざん脅され、防刃ベストや盗聴チェッカーを購入して自衛していたそうだ。川口の市議は、命がけの仕事になってしまっている。
2週間ほど滞在して、川口市が日本でも特殊な状況にあると分かった。
23年7月に川口市立医療センターで発生した暴動では7人のクルド人が逮捕されたが、刃物で相手を刺した事件にもかかわらず不起訴になっている。その一人、殺人未遂容疑で逮捕された25歳の男は同11月に自主的に帰国したが、24年5月に再入国をくわだてた。男は羽田空港内の入管施設でハンガーストライキを行い、治療を要求して仮放免を認められ、川口へ。しかし医師の診断は、治療の必要なしとしてトルコに強制送還された。その際、入管への抗議で、空港に約20人のクルド人が集まり騒ぎになっている。
入管が動かなければ、殺人未遂で逮捕されたクルド人をまた入れてしまうところだった。
人口の減少で深刻な人手不足の日本。今後移民を受け入れられるのか、川口市は、貴重な実例として注目されている。このような状況下、川口市長、クルド人に仕事を発注している解体業者はどんな対策を講じているのだろうか。
[全文は引用元へ…]
【デイリー新潮さんの投稿】
引用元 https://www.dailyshincho.jp/article/2025/01211059/?all=1
埼玉県川口市でのクルド人コミュニティをめぐる問題が、改めて注目を集めている。報道によれば、市内では無免許運転や他人名義の車の使用、さらには無保険での運転が横行しているとのことだ。こうした状況が続けば、市民の安全にも関わる深刻な問題となる。
特に、交通ルールの遵守は、日本で生活するすべての人に求められる最低限のルールだ。しかし、現状では仮放免中の外国人が免許を取得するのが難しく、その結果、無免許運転が発生しているという。この状態を放置すれば、事故が起きた際に責任の所在が不明確になり、被害者が適切な補償を受けられない可能性がある。これは非常に大きな問題だ。
埼玉県警がこの状況を把握していることは間違いないはずだが、現時点で大々的な取り締まりが行われているようには見えない。無免許運転や不正登録の車両の取り締まりを強化すれば、ある程度の改善は期待できるのではないだろうか。交通違反を取り締まることは、市民の安全を守るためにも不可欠な対策である。
また、今回の報道では、市議会議員が脅迫を受けたという話も出ている。川口市内の議員がクルド人問題について発言したところ、「川口はクルド人のもの」「日本人は出て行け」などのメッセージが送られてきたという。さらに、SNS上でも脅迫的な発言があったとされる。こうした事態が発生していることは、非常に憂慮すべき状況だ。
外国人労働者の受け入れに関する議論は、日本全体にとって重要な課題である。人口減少や労働力不足が進む中で、外国人労働者に頼らざるを得ない産業も増えている。しかし、その際に適切なルールが守られなければ、地域社会との間に摩擦が生じるのは避けられない。川口市の現状は、日本が移民政策を進める上での課題を浮き彫りにしている。
特に、解体業界ではクルド人労働者が多く働いており、日本人業者よりも安い価格で仕事を請け負うケースが増えているという。これは競争の観点から見れば当然のことかもしれないが、日本国内の業者にとっては厳しい状況を生んでいる。さらに、アスベスト処理などの問題についても、十分な対策が取られているのか不透明な部分があるようだ。
もちろん、すべてのクルド人が問題を起こしているわけではないことも忘れてはならない。まじめに働き、ルールを守って生活している外国人も多くいる。だからこそ、一部の問題行動がクローズアップされ、それが全体のイメージにつながってしまうことは避けなければならない。しかし、現実として起きている問題を指摘することが「ヘイト」だとされるのもおかしな話だ。冷静に事実を議論し、解決策を考えることが重要ではないだろうか。
川口市だけでなく、日本全国で同様の問題が起こる可能性は十分にある。移民政策を進めるのであれば、単に労働力として受け入れるだけではなく、治安対策やルールの徹底をしっかりと行うことが必要だ。今後、政府や自治体がどのような対応を取るのか、引き続き注目していきたい。
執筆:編集部B
スポニチアネックスによると キ…