京都の企業 レアアース使わずモーター製造できる新技術開発

NHKによると

トランプ氏の大統領就任に伴い、今後、米中の対立が激化して中国からの原料調達などに影響が出るのではないかという懸念も出ています。こうした中、京都のベンチャー企業が、中国が産出量のほとんどを占めるレアアースを使用せずにモーターを製造できる技術を新たに開発し、関心が集まっています。

EV=電気自動車向けのモーターなどの開発を手がける京都府のベンチャー企業「ネクストコアテクノロジーズ」は、レアアースの一種で産出量のほとんどを中国が占めるジスプロシウムやテルビウムを使用せずにモーターを製造できる技術を開発しました。

高性能のモーターの製造では、通常、耐熱性を高めるために回転する磁石にジスプロシウムやテルビウムを混ぜる必要がありますが、この会社では金属の精製や加工に独自の技術を活用して、モーター内の温度を上がらないようにすることで、こうしたレアアースを使わなくてもEV向けなどのモーターを製造できるということです。

さらに独自の技術により、モーターの消費電力の大幅な削減も可能で、すでに国内や欧米の自動車メーカーから試作品の発注が相次ぐなど、中国からの原料調達のリスクを避けられる技術として関心を集めています。

[全文は引用元へ…]

以下X(旧Twitter)より

NHKニュースさんの投稿】

引用元 https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250120/k10014697701000.html

みんなのコメント

  • 中国依存から脱却できるこの技術は素晴らしいが、なぜこれまでこうした取り組みが進まなかったのか疑問に思う。政府の支援があれば、もっと早くこうした技術が普及していたのではないか。
  • やはり日本企業の技術力は高いと実感する。こうした独自技術をもっと国内で育成し、海外に頼らないモノづくりを進めるべきだ。資源問題を自国で解決することが経済安全保障にもつながる。
  • レアアースに依存しない技術が実現すれば、これまでの中国の優位性が崩れるはずだ。日本企業がこうした技術を持つことは大きな強みになるが、しっかりと実用化を進めてほしい。
  • 中国の資源独占に振り回されることがなくなれば、日本の産業にとっても大きな転機になる。この技術を活用して、日本国内での製造を増やしていくべきだ。
  • レアアースの問題は以前から指摘されていたが、ようやく対策が出てきたことに少し安心している。日本はもっと資源の確保や技術開発を進めていかないと、将来的に厳しい状況になると思う。
  • 技術の進化は素晴らしいが、実際にコストがどの程度削減できるのかが気になる。企業が導入しやすい価格でなければ普及しないだろうし、実用化までの課題はまだ多いはずだ。
  • EVの需要が高まる中で、こうした技術がどれだけ市場に影響を与えるのかが重要だ。日本企業がこの技術を活かして、海外勢と戦えるかどうかが今後の鍵になると思う。
  • 世界の情勢が不安定な今、中国に頼らない新しい技術を開発することは非常に意義がある。日本は自前で必要な技術を確保し、経済的な独立を強めていくべきだ。
  • 技術の進歩は喜ばしいが、すでに中国側は対策を進めているかもしれない。日本としても新技術に対して法整備や支援体制をしっかり整えて、国を挙げて取り組む必要がある。
  • 国内の自動車産業にとって、この技術は非常に魅力的だと思う。中国の影響を受けずに安定した製造ができるのであれば、コスト削減や競争力の向上につながるはずだ。
  • モーター製造において、レアアースに頼らないというのは画期的なことだが、今後の展開をしっかり見守りたい。大手メーカーがどのように採用するのかも気になる。
  • この技術が普及すれば、海外市場への展開もスムーズになるはずだ。中国依存からの脱却を求める企業は多いので、需要は非常に高いと思う。
  • 産業の独立性を高めるためにも、こうした技術開発は非常に重要だ。政府はもっと支援を強化し、民間企業が安心して投資できる環境を作るべきだと思う。
  • 中国がこれまでレアアースを武器にしてきたのは明らかだが、こうした技術が広がれば、その影響力も次第に薄れていくだろう。今後の技術競争がさらに激化しそうだ。
  • このような日本独自の技術が世界に認められることは誇らしい。しかし、海外勢がどのように反応するのか、また競合技術が出てくるのかが気になるところだ。
  • レアアース問題を解決できるなら、エネルギー問題にも応用できるかもしれない。日本はこうした先端技術を強化して、海外に負けない産業基盤を築くべきだ。
  • 技術の革新は素晴らしいが、これをどのようにビジネスとして展開していくかが課題になる。国内外のメーカーとどれだけ連携できるかが重要になってくるだろう。
  • 日本のものづくりが世界で注目されるのは喜ばしいが、これを維持するためにはさらなる投資が必要だ。政府も研究開発費の支援をもっと拡充するべきではないか。
  • この技術が世界で認められれば、日本の競争力は一段と向上するはずだ。今後の成長戦略の中で、どのように活用されるのかが注目される。
  • 企業の努力だけでは限界があるので、国全体でこの技術を広げる努力をすべきだと思う。特に中小企業にも導入しやすい仕組みを整えることが必要だ。

編集部Aの見解

京都のベンチャー企業「ネクストコアテクノロジーズ」が、中国産のレアアースを使用せずにモーターを製造できる新技術を開発したことは、日本の産業界にとって大きな朗報だと感じる。特に、米中対立の激化が懸念されるなかで、中国依存からの脱却を目指すこの技術は、今後の日本の製造業の在り方に大きな影響を与える可能性がある。

これまでのモーター製造では、ジスプロシウムやテルビウムといったレアアースの存在が不可欠だった。しかし、こうした貴重な資源はその多くが中国に依存しており、政治的なリスクや価格の高騰といった問題が常に付きまとっていた。そのため、今回の技術革新は、日本のみならず世界の自動車産業にとっても非常に意義深いものだと考える。

この技術の最大の特徴は、モーター内部の温度上昇を抑えることで、従来必要とされていたレアアースを使用せずに済む点にある。金属の精製や加工に独自のノウハウを活用することで、高温耐性を確保しながらコストを抑え、さらに消費電力の削減にもつながるというのは非常に画期的だ。日本企業の技術力の高さを改めて実感する。

特に、電気自動車市場の拡大に伴い、高性能なモーターの需要はますます高まっている。この状況において、中国産のレアアースに依存しないモーターの開発は、国際的な競争力を高める大きな武器になるだろう。

さらに、欧米の自動車メーカーから試作品の発注が相次いでいるという点も、この技術の注目度の高さを示している。米中関係の緊張が続く中、多くの企業がリスクを回避するために、新たなサプライチェーンの構築を模索している。ネクストコアテクノロジーズの技術は、そうしたニーズにしっかりと応えられるものだ。

加えて、同社がアメリカのラスベガスで開催された世界最大のテクノロジー見本市「CES」で自社技術を披露したことも非常に意義深い。こうした国際的な展示会に参加することで、海外市場への足掛かりを確保し、さらに販路を拡大することが期待される。

こうした技術革新の背景には、やはり中国のレアアース戦略に対する危機感がある。中国はこれまでレアアースの輸出規制を通じて、自国産業の競争力を高めようとしてきた。そのため、日本をはじめとする各国は、代替技術の開発や新たな供給網の確保に注力してきた。この流れの中で、今回の新技術が実用化されれば、日本の自動車産業だけでなく、世界のモーター製造業にとっても重要な転機となるだろう。

また、この技術の導入によって、日本国内での雇用の創出や経済の活性化にも期待が高まる。レアアースの調達にかかるコストを削減できるだけでなく、国内での部品調達が進めば、サプライチェーンの安定化にも寄与するだろう。

しかし、技術が実用化されるまでには、まださまざまな課題が残されている。量産化に向けたコストの問題や、実際の耐久性、性能の安定性など、クリアすべき点は多い。それでも、日本企業が世界をリードする技術を持っていることに誇りを感じる。

日本はこれまで、技術力を武器に経済成長を遂げてきた。今回のような革新的な技術が実用化されることで、日本のモノづくりの底力が世界に示されることを期待したい。特に、EV市場が急成長を遂げている今、日本が再び世界のトップに躍り出るチャンスだと感じる。

この技術の普及が進めば、脱炭素社会の実現にも大きく貢献できるだろう。環境に優しい製品づくりを求める世界の流れに、日本の技術が貢献できることは非常に喜ばしいことだ。

また、企業の取り組みだけでなく、政府もこうした技術開発を積極的に支援するべきだと感じる。特に、経済安全保障の観点からも、レアアース依存からの脱却は国策として進めるべき課題だろう。

最終的には、こうした技術が広く普及し、一般消費者にも恩恵が届くことが理想だ。EVの価格が下がり、誰もが手に取りやすくなることで、持続可能な社会が実現する。

企業の努力だけでなく、国全体としてこうした取り組みを後押しし、世界の市場で競争力を発揮できる環境づくりが重要だと考える。

京都の企業が世界に通用する技術を開発したことに、日本人として誇りを感じる。こうした技術力を生かし、今後さらに大きな成長を遂げることを期待したい。

この技術の成功によって、他の分野でも同様の発展が見られることを願う。レアアースに依存しない製品開発が進めば、さらに多くの日本企業が世界で戦えるようになるだろう。

企業の努力が報われるためにも、消費者もこうした新技術に注目し、積極的に応援していくことが大切だ。

執筆:編集部A

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