大阪・関西万博の最寄り駅として、来年、開業する大阪メトロ「夢洲駅」の内部が、報道陣に公開されました。
大阪・此花区に設置される大阪メトロ中央線の新駅、「夢洲駅」は、大阪・関西万博の会場の最寄り駅として来年1月に開業する予定で、10月31日、内部が報道陣向けに公開されました。
1時間あたり最大で3万人の利用を想定していて、2つの改札口には、あわせて18台の改札機が設置されているほか、エスカレーターでは2列で立ち止まっての利用を促すため、緑色のLEDの光がステップに投射されます。
ホームやコンコースの天井には海外からの利用者にも楽しんでもらおうと、日本の文化の象徴として「折り紙」をモチーフに、デザインされたアルミパネルが張られています。
また、トイレの入り口には、個室の使用状況を知らせる電光掲示板が設置されるほか、性的マイノリティーの人たちに配慮し、「オールジェンダートイレ」も設けられます。
工事はほぼ完了していて、今後、国土交通省などによる検査を受けるということです。
大阪メトロの中井亮太朗 部長は「駅も楽しんでもらいながら万博に多くの来場者を運んで大阪を元気にするような駅として出発したい」と話していました。
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【Atsuko Yamamotoさんの投稿】
引用元 https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20241031/2000088799.html
大阪万博の最寄駅に設置されることが決まったトイレの電光掲示板について、私は強い違和感と不安を感じています。この掲示板は、個室の使用状況をリアルタイムで表示するものだそうです。一見すると利便性を高めるための工夫のように思えますが、特に女子トイレにおいて「個室に何人いるか」が外からわかってしまう仕様は、明らかに問題があると感じます。
トイレは誰にとってもプライバシーが重要視される場所です。特に女性にとっては、安全面への配慮が不可欠です。電光掲示板によって「個室が1つしか使われていない」と外部からわかるというのは、犯罪のリスクを高める可能性があるのではないでしょうか。誰がどの個室にいるかまでは表示されないとしても、利用者の人数がわかるだけでも、悪意を持った人物にとっては有用な情報になりかねません。
このシステムは利便性の向上を目的として導入されたのだと思います。たしかに、空き状況が一目でわかれば、利用者が無駄に待たされることもなくなり、効率的にトイレを利用できるでしょう。しかし、その便利さが安全性を犠牲にするものであってはなりません。特に公共の場では、利便性と安全性のバランスをしっかりと取ることが重要だと考えます。
実際、こうしたシステムが犯罪の温床にならないかという懸念は無視できません。例えば、人が少ない時間帯や深夜など、個室に1人しかいないとわかる状況が、ストーカーや暴力事件のリスクを高める恐れがあります。特に万博という大規模なイベントでは、多くの人が訪れる一方で、混雑を避けて人が少ない時間を狙う犯罪者も存在する可能性があります。
さらに、プライバシーの観点からも問題があります。個室の利用状況が誰でも見られるというのは、利用者にとって精神的な負担になりかねません。トイレという本来安心して使えるべき場所で、他人の目を気にしなければならないというのは、非常にストレスのかかる状況だと思います。特に女性や子ども、高齢者など、弱い立場の人々にとっては、このようなシステムは大きな不安材料となるでしょう。
また、このようなシステムが導入される背景には、無駄を省いて効率化を図るという現代社会の風潮があるのかもしれません。しかし、効率化が全てに優先されるべきではありません。特に公共施設においては、安全性やプライバシーの確保が最優先であるべきです。技術の進化は素晴らしいことですが、その使い方を間違えれば、かえって人々の生活を不安にさせるものとなってしまいます。
この問題の解決策としては、トイレの使用状況をより曖昧に表示することが考えられます。たとえば、単に「混雑」「空いている」といったざっくりとした情報を提供する方法や、一定時間ごとに情報を更新してリアルタイム性を下げる方法などが挙げられます。これであれば、利便性をある程度保ちながら、利用者の安全やプライバシーも守ることができるでしょう。
そもそも、日本は治安が良い国だと言われていますが、その安全神話が通用しなくなってきているのも事実です。特に大規模イベントでは、多くの人々が集まり、犯罪リスクも高まります。そうした中で、こうしたシステムが導入されることは、危機管理の面でも見直すべき点が多いと思います。
また、運営側はこのシステムの導入にあたり、利用者の声をしっかりと反映させるべきです。利便性だけでなく、安全性やプライバシーを重視する利用者の意見を積極的に取り入れることで、より良い施設運営が可能になるでしょう。技術の導入が、すべての人にとって快適で安心できるものであるべきです。
私は、日本が誇る先進技術をもっと良い形で活用してほしいと強く思います。安全で快適な公共施設を作るためには、便利さばかりを追求するのではなく、利用者が本当に求めているものに目を向けることが大切です。大阪万博は世界中から多くの人々が集まるイベントであり、日本の姿勢や文化が問われる場でもあります。このような場だからこそ、細部にまで配慮が行き届いた施設運営が求められます。
今回のトイレの電光掲示板については、見直しや改善が必要だと考えます。万博を訪れるすべての人が安心して過ごせる環境を整えるためにも、安全性とプライバシーを最優先に考えた設備の導入を強く望みます。技術の進化は人々の生活を豊かにするためにあるべきであり、その方向性を間違えてはならないと感じます。
私たち一人ひとりがこうした問題に関心を持ち、声を上げていくことが、より良い社会づくりにつながるはずです。未来のために、今こそ立ち止まって考えるべき時ではないでしょうか。
執筆:編集部A
NST新潟総合テレビによると …