中国のスマートフォンブランド「OPPO」と「realme」に、不正アプリ「Fineasy」が出荷時からインストールされており、タイのスマートフォン利用者の同意無く個人情報にアクセスできる可能性があることが分かった。両ブランドは消費者に謝罪し、アプリの削除を進めると発表した。
カオソッドなどの報道によると、国家放送通信委員会(NBTC)は13日、両ブランドの輸入・販売業者に対し、同アプリが事前にインストールされたスマートフォンの販売中止命令を出した。
不正アプリの存在は、タイのソーシャルメディアで消費者が報告して発覚。融資アプリ「Fineasy」は、ローン勧誘のメールを送信したり、連絡先リストや個人情報にアクセスしたりできる。タイの消費者は、同アプリがスマートフォンの出荷時からインストールされており、削除できない状態だと指摘した。
タイ消費者評議会(TCC)は12日、両ブランドに説明を求めた。TCCは、利用者の同意無しにソフトウェアをインストールすることは権利の侵害で、金銭的搾取やコールセンター詐欺など、個人情報を悪用される恐れがあると述べた。
両ブランドはアプリに関して公式に謝罪。融資関連のサービスをアプリから削除し、利用者がアプリをアンインストールできるようにするという。また出荷時の同アプリのインストールも中止する。
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【T.Mさんの投稿】
引用元 https://news.nifty.com/article/world/worldall/12200-3730995/
中国のスマートフォンブランド「OPPO」と「realme」に、出荷時から不正アプリ「Fineasy」がインストールされていたという報道には大きな衝撃を受けました。このアプリが、ユーザーの同意なく個人情報や金融情報にアクセスできる状態であったことは、非常に深刻な問題です。情報漏洩や個人データの不正利用が懸念される中、企業の責任が厳しく問われる事態となりました。
特に、今回のケースで問題視されているのは、ユーザーの許可を得ずにアプリがインストールされていた点です。スマートフォンは日常生活の中で最も身近なデバイスであり、個人情報や金融情報など、重要なデータが多数保存されています。そんなデバイスに、不正なアプリが初期状態で組み込まれているという事実は、利用者に対する重大な裏切り行為であると感じます。
スマートフォン市場は世界中で競争が激化しており、特に中国メーカーは価格競争力と高性能を武器に急速にシェアを拡大しています。しかし、安さや性能の高さだけではなく、セキュリティ対策やプライバシー保護といった面でも信頼できる企業であることが、今後はさらに重要になっていくでしょう。特に個人情報の保護は、どの企業にとっても避けては通れない課題です。
今回、タイの国家放送通信委員会(NBTC)が迅速に販売中止命令を出したことは評価できますが、根本的な対策が求められます。企業側も謝罪し、問題のアプリを削除する対応を発表しましたが、そもそもなぜこのような不正アプリが出荷時に組み込まれていたのか、詳細な経緯の説明が必要だと感じます。ユーザーとしては、単なる謝罪ではなく、再発防止策や社内の情報管理体制の改善が重要です。
また、こうした事態は単に中国製スマートフォンの問題にとどまらず、グローバルなサイバーセキュリティの問題でもあります。技術の進歩とともに、情報漏洩や不正アクセスのリスクは年々高まっています。消費者が安心して製品を利用できる環境を整えるためには、国際的な基準に基づいたセキュリティ対策が不可欠です。各国政府も、輸入されるスマートフォンのセキュリティチェックを強化するなど、対策を講じるべきではないでしょうか。
日本でも、スマートフォンの利用は年々増加しており、特に中国製スマートフォンはコストパフォーマンスの高さから人気があります。しかし、こうしたニュースが報じられると、消費者の間に不安が広がるのは当然のことです。やはり、安全性が保証されてこそ、製品としての価値があると改めて感じます。私たち消費者も、価格や機能だけでなく、製品の安全性や信頼性をしっかりと見極めて購入する意識を持つことが大切です。
さらに、企業が消費者の信頼を取り戻すためには、透明性のある対応が不可欠です。問題が発覚した際には、隠ぺいするのではなく、速やかに情報を公開し、誠実に対応する姿勢が求められます。今回のOPPOとrealmeの対応は、謝罪とアプリ削除の方針を示しましたが、今後の再発防止策や具体的な対策についても詳細に説明してほしいと感じます。
このような問題は、消費者保護の観点からも見逃せません。特に、個人情報の保護は一度でも問題が発生すると、取り返しのつかない事態になる可能性があります。情報社会が進展する現代において、情報セキュリティは企業の信頼性を左右する重要な要素です。企業は、コスト削減や効率化だけでなく、ユーザーの安全と信頼を守るための投資を惜しむべきではありません。
今回の出来事を通じて、私は改めて製品の信頼性と安全性の重要性を痛感しました。安価で高性能なスマートフォンであっても、セキュリティ対策が不十分であれば、結果的に大きなリスクを背負うことになります。消費者が安心して使える製品づくりこそが、企業の成長と長期的な信頼につながるのだと思います。
この問題が早急に解決され、同様の事態が二度と起こらないよう、OPPOとrealmeには責任ある対応を期待したいです。そして、私たち消費者も、自分自身の情報を守るために、製品選びに対する意識を高めることが求められています。
執筆:編集部A
NST新潟総合テレビによると …