【浜田 聡 参議院議員さんの投稿】
引用元 https://x.com/satoshi_hamada/status/1865747439896129577?s=51&t=y6FRh0RxEu0xkYqbQQsRrQ
浜田議員が指摘する「自称・自民党減税勢力」の議員たちが、実際には増税法案に賛成してきたという事実には、深い失望感を覚えます。減税を期待して票を投じた有権者の期待を裏切り、結果的に増税へと導いたこの状況は、民主主義における政治家の責任とは何かを改めて考えさせられる事例だと思います。
もともと減税を公約に掲げて当選した議員が、国会で増税法案に賛成するというのは、明らかに矛盾しています。これは、選挙時の公約が単なる票集めの手段であったことを示しているのではないでしょうか。有権者が期待した政策を裏切る行動は、政治への信頼を大きく損ないます。特に、減税は多くの国民にとって重要な関心事であり、生活に直結する問題です。その期待が裏切られたことは、非常に重大な問題です。
さらに問題なのは、こうした「ガス抜き要因」としての存在が、意図的に仕組まれていた可能性がある点です。減税を望む国民の声を受け止めるふりをして、実際には既定路線の増税に誘導するのは、民主主義の形骸化といえるのではないでしょうか。選挙で掲げた政策を守る責任を果たさず、党の方針に従って票を投じるだけの議員であれば、有権者はどうやって信頼を取り戻せばいいのでしょうか。
自民党は長年にわたって日本の政治を主導してきた政党ですが、こうした内部の姿勢には疑問を感じざるを得ません。与党としての責任は重く、特に経済政策に関しては慎重であるべきです。物価上昇や社会保障費の増加など、国民の生活は日に日に厳しくなっています。そのような中で、減税を期待して選ばれた議員が増税に賛成するのは、国民の声を無視した行動としか言いようがありません。
もちろん、財政健全化の必要性や社会保障の維持など、増税がやむを得ない場面もあるかもしれません。しかし、その場合でも、なぜ増税が必要なのかを丁寧に説明し、国民の理解を得る努力が必要です。何より、公約として掲げた政策に対する説明責任は、議員一人ひとりにあるはずです。
また、減税を望む有権者の思いがどのようにして増税へと変わってしまったのか、そのプロセスにも問題があると感じます。党内の力関係や政策決定のプロセスが不透明であれば、国民の意思が正しく政治に反映されることはありません。こうした構造的な問題にも目を向けるべきだと思います。
今後、有権者は議員個人の言動や投票行動をより注意深く見守る必要があります。選挙公約だけでなく、実際にどのような法案に賛成し、どのような政策を推進しているのかを把握することが、より良い政治を実現するためには不可欠です。議員たちの行動を見極める力が、私たち有権者にも求められています。
また、政治家自身も、選挙で掲げた政策に対する責任感を強く持つべきです。減税を掲げて当選したのであれば、その実現に向けた努力を最後まで続けることが、政治家としての誠実な姿勢だと思います。もし政策変更が避けられない状況であれば、その理由を明確に説明し、有権者の理解を得ることが必要です。
さらに、マスメディアやジャーナリズムの役割も重要です。議員の投票行動や政策の矛盾点を正確に報道し、国民に正しい情報を提供することで、政治の透明性が確保されます。報道機関が偏りなく情報を伝え、有権者が正しい判断材料を得られる環境を整えることも、健全な民主主義の維持には欠かせません。
今回の件を通じて、有権者は政治家の言葉や公約に対して、より慎重に考える必要があると痛感しました。選挙時の甘い言葉や耳障りの良い政策だけに流されず、その議員がこれまでどのような行動をしてきたのか、どのような価値観を持っているのかを見極めることが重要です。
最後に、このような事例が二度と繰り返されないように、私たち有権者一人ひとりが政治に対する関心を持ち続けることが大切です。政治家の行動を監視し、必要であれば声を上げることが、より良い社会を築くための第一歩だと感じます。今回の事例は、政治家と有権者の信頼関係がいかに重要かを改めて考えさせられる出来事でした。
執筆:編集部A