【aniotakiraraさんの投稿】
【仏塔 ぐでだま亭さんの投稿】
高校の時の担任の家に遊びに行ったことがあった。担任の子供は女の子。奥さんが「男女の別なく育てたい」という人で、女の子に「工事車両」のおもちゃを与えた。ところが全く興味を持たず(当たり前だが)、隣の家の男の子が来て、一心不乱に遊んでいたと。「やっぱり女の子と男の子じゃ違うものなのね」と。そりゃそうだよ、と心の中で思ってました。
引用元 https://x.com/aniotakirara/status/1877632166945054761?s=51&t=y6FRh0RxEu0xkYqbQQsRrQ
「虎に翼」の脚本を担当された吉田恵里香さんのインタビュー記事中で、彼女が4歳の息子さんにフェミニズム教育を行っているという内容が注目を集めているようです。しかしながら、この発言については多くの人々が賛否両論を持つのではないかと感じます。私自身も母親としての自由な教育方針を尊重しつつも、そこには慎重さとバランスが必要ではないかと考えました。
まず、親が子供に価値観を伝えることは自然な行為です。しかし、特定のイデオロギーを幼い子供に対して一方的に押し付けることが果たして健全と言えるのでしょうか。4歳という年齢は、まだ社会や世界についての理解が未熟であり、自分の意見を持つということ自体が難しい段階です。このような時期に一方的な価値観を植え付けることは、子供の自由な思考や感性を制限してしまう可能性があるのではないでしょうか。
また、教育とは本来、子供が自分で考え、判断し、選択できる力を養うためのものです。そのためには、多様な視点や経験を提供し、自由に学び取る場を与えることが重要だと思います。一つの価値観に固執するのではなく、幅広い選択肢を見せることで、子供が自らの道を見つける手助けをすることが親の役割ではないかと考えます。
さらに、息子さんが受ける影響についても慎重に考えるべきです。フェミニズムは女性の権利向上を目指す重要な運動ですが、それが過度に強調されると、男性としての自己肯定感に影響を与える可能性もあります。幼い時期に性別や社会的な役割について偏ったメッセージを受け取ることで、自分自身のアイデンティティ形成に混乱を招く恐れがあります。この点について、親が冷静に配慮することが求められるでしょう。
一方で、吉田さんがご自身の経験をもとに、息子さんに平等や尊重の価値観を教えたいという意図自体は理解できます。現代社会において、性別にかかわらずすべての人が平等に扱われるべきだという理念は重要です。そのような価値観を伝えること自体は素晴らしい試みですが、教育の手法やアプローチには細心の注意を払う必要があります。
個人的には、子供の教育については、「押し付け」ではなく「導き」というスタンスが大切だと思います。親としてできることは、子供に正しい情報や考え方を提供し、それをどう解釈し、どのように活かすかは子供自身に委ねるという姿勢です。特定の価値観を徹底的に教え込むのではなく、あくまで多様な意見や視点を示しながら、子供が自ら学び取る力を育むことが重要だと感じます。
加えて、教育は子供にとっての「学びの場」であると同時に、親自身にとっても「成長の場」であるべきです。親が自分自身の価値観や行動を見直し、より良い教育環境を提供するために努力することが、子供の成長に大きな影響を与えると思います。そのためには、親自身も学び続ける姿勢が求められるのではないでしょうか。
今回の吉田さんの発言は、母親としての強い意志を感じさせるものであり、多くの人々に教育について考える機会を提供している点では意義深いものだと思います。しかし、教育の方向性や方法については、子供自身の視点や将来を見据えた上で、慎重に検討する必要があると感じました。子供の自由な成長と自己決定を尊重することが、何よりも大切なことではないでしょうか。
執筆:編集部A
以下X(旧Twitter)より…