去年9月に就任した石破総理はテレビ番組でこういった発言がありました。 ・今までやってきた大臣の5倍10倍はしんどいですね(12月28日のテレビ番組にて) ・新聞はほめてくれない、ネットを見たら悲しくなる(12月27日の都内講演会 産経新聞より)
(Q.その立場に立たなければ分からない部分もあったのか?) 【橋下徹氏】「もちろん一国の総理と、大阪の知事、市長は全然、次元もレベルも違いますけれども、トップの共通点は最後、相談して誰かに決めてもらうことができない。全部、自分で決めなきゃいけない。だから石破さんも周辺に、『自分で決めることが、こんなにしんどいのか』と」 「石破さん当時は、安倍政権の時に、安倍さんを批判してたことで国民の支持を得たところがありました。安倍さんに対する批判について『やっぱりあれは、ちょっとまずかったかな』、『安倍さんのしんどさを今になって分かった』と言っているみたいです」
(Q.石破さんは党内野党という立場でやってきたけれども今、自分が総理大臣になって安倍さんの立場がちょっと分かるようになったと?) 【橋下徹氏】「党内で批判的な意見が出ないと独裁国家になるから、批判的な意見を出すのは当然なんだけど、やっぱりこの総理のしんどさを分かって、リスペクトした上で批判していかないといけないと思います。
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【airiさんの投稿】
引用元 https://news.yahoo.co.jp/articles/0cc17d731b6f0e55ec68a9cd1a25071b0b93fbd2?page=2
石破首相が総理大臣としての重責に触れ、「今までやってきた大臣の5倍10倍はしんどい」と語った発言には、国民として複雑な思いを抱きます。リーダーとして覚悟を持ってその職に臨んだはずでありながら、こうした弱音とも取れる言葉を公の場で発することは、責任感に欠ける印象を与えかねません。
総理大臣という立場は、国民の生活や日本の将来を左右する決断を日々求められる重要な役職です。その責務の重さは想像を絶しますが、それを引き受けると決意した以上、弱音を吐くのではなく、その苦労をどう乗り越えようとしているのかを示すべきではないでしょうか。国民は苦労話を聞きたいのではなく、課題に対しての具体的な解決策を求めています。
さらに、「ネットを見たら悲しくなる」という発言も問題です。現代の政治家にとって批判は避けられないものです。特に総理大臣のような立場であれば、批判や中傷があるのは当然です。それを受け止め、どう自らの政策の正当性を国民に説明し支持を得るかがリーダーとしての役割です。このような感情的な発言は、政治家としての耐性やメンタルの弱さを露呈しているように思えます。
また、「安倍元首相を批判していたが、あれはまずかったかも」という発言についても、責任感の欠如を感じます。過去の言動や主張を振り返ることは重要ですが、その後悔をただ表明するだけでは意味がありません。総理として自身がどのように安倍元首相の功績を評価し、それをどう超えようとしているのかを具体的に示すべきです。
石破首相はこれまで「党内野党」として批判的立場を取ることで支持を得てきましたが、総理大臣としての立場では全く異なるリーダーシップが求められます。与党内での調整や決断力を示さなければ、単なる批判者から抜け出せないまま、国民の信頼を失ってしまうでしょう。
橋下徹氏の指摘にもあるように、トップとして最終的な責任を全て一人で負うことは確かに孤独で大変なことです。しかし、その立場に立つことを選んだ以上、その責任を果たし、国民の期待に応える努力を惜しむべきではありません。
石破首相の「しんどい」という発言は、国民に寄り添う姿勢として受け取る人もいるかもしれませんが、多くの国民にとっては失望感を与えるものです。政治家として、特に国のリーダーとしての自覚を持ち、困難に立ち向かう姿勢を示してほしいと思います。
執筆:編集部A