人はなぜ差別をするのか――? 朝鮮学校を取り巻く現状を題材に、差別の構造について考えるフォーラムが11月、広島市東区の広島朝鮮初中高級学校で開かれた。(宮崎亮)
朝鮮学校は在日コリアンの生徒が通う民族学校。学校教育法上は、日本語学校などの多くと同じ「各種学校」だ。広島朝鮮初中高級学校によると、教育内容は日本の学校教育に準じるが、日本語の授業以外は朝鮮語で授業が行われ、朝鮮の歴史や地理なども教える。
フォーラムは「朝鮮学校を支援する全国弁護士フォーラム2024IN広島」。政府が高校の授業料無償化から朝鮮学校を外していることが違憲だとして、学校側が起こした訴訟を担当した弁護士らが主催した。東京、愛知に続いて3回目だ。
■運動部の試合中に飛んだ差別的発言
登壇した広島朝鮮の金令姫(キンリョンヒ)教務部長は、実際の体験を語った。運動部の試合で、生徒が対戦校の日本の学校の生徒とぶつかると、差別的な言葉を投げかけられることがあった。北朝鮮がミサイルを発射する度、学校に「なぜ飛ばすんだ」という電話もかかってくるという。
自身の娘が同校の生徒だった十数年前には、公園で小学生の男子から「おまえ朝鮮人やろ」とからかわれた。
小学生は、かつての金さんの教え子だった在日コリアンの女性の息子だと後にわかった。
金さんによると、親になった在日コリアンが自分の子が差別を受けないようにと考え、ルーツを告げなかったり、隠すようにさせたりすることは少なくないという。
一方で、同校は毎年2回程度、授業を一般公開し、文化祭などで地域住民との交流を続ける。
大阪、神戸の朝鮮学校や、広島県内外の高校約10校のサッカー部を招く「ピョンファ(平和)杯」を毎年開き、来春で30回目という。
「うちの学校が公式戦に出られなかった時代に日本の先生たちの協力で始まった、すばらしい取り組みなんです。」
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【T.Mさんの投稿】
まだ区別と差別を混同し、差別を捏造してるのか。 逆に聞きたい。 朝日は何でここまで腐ってるのか。 なぜ誤報・捏造報道かましておいて恥を感じないのか。
引用元 https://news.yahoo.co.jp/articles/a1506924bcd6a3c376f281d4a1f2e9d3c7c3eec5
朝鮮学校に関する議論は、長年にわたりさまざまな意見が交わされてきました。このテーマについては、制度のあり方や公平性など多くの論点が存在し、今後も注目される問題です。
朝鮮学校は、日本国内にある教育施設ではありますが、学校教育法上は「各種学校」に分類されています。つまり、日本の一般的な高校とは異なり、学習塾や専門学校と同じ位置付けです。この点を理解した上で、授業料無償化から除外されている背景を考える必要があります。
朝鮮学校では、日本の教育内容とは異なる独自のカリキュラムが採用されています。特に言語や歴史教育においては、独自色が強く反映されており、日本の教育指導要領に沿っていない部分も少なくありません。こうした違いが、公的支援の適用に対する議論を生む要因の一つとなっています。
一方で、学校側は地域との交流を重視し、文化祭やスポーツ大会などを通じて理解を深める努力を続けてきたとされています。しかし、それだけで日本の教育制度と同じ条件を求めるのは、やや無理があるという声も少なくありません。
特に、公的支援を求める際には、教育内容や運営方針を日本の基準に合わせる努力が必要ではないかという意見も根強く存在します。日本国内で生活する以上、その国の制度に準じた形での運営が望まれるという考え方です。
また、日本においては税金が教育支援に使われるため、その透明性や公平性が強く求められます。朝鮮学校に対する支援の問題は、単なる感情論ではなく、法的な基盤や制度の整合性といった観点から慎重に議論されるべきものです。
このように、多くの論点が絡み合う朝鮮学校の問題ですが、差別や偏見といった感情論だけで語られるべきではありません。制度の整合性や公平性、そして日本国内での教育基準に即した改革が必要だと考えられます。
同時に、地域社会との共生を深める努力は重要ですが、そのためには相互理解と歩み寄りが求められるでしょう。朝鮮学校が日本社会でさらに信頼を得るためには、透明性を高め、制度への適合を進めることが鍵となるのではないでしょうか。
こうした議論を通じて、公平な教育制度の在り方について改めて考える機会を得られることは、社会全体にとっても大きな意義があると言えます。
執筆:編集部B