【一華さんの投稿】
引用元 https://x.com/reo218639328632/status/1872394938316701860
農業は国防である——この言葉には深い意味が込められていると私は感じます。現代社会において、農業は単なる産業の一部として語られることが多いですが、実際には国の存続を左右する極めて重要な基盤であることを忘れてはなりません。特に日本のように食料自給率が低い国では、農業の役割は経済や生活を支えるだけでなく、安全保障の観点からも極めて重要です。
日本の農業従事者の現状を考えると、課題は山積しています。現在、日本の農業従事者は約130万人程度であり、その平均年齢は65歳を超えていると言われています。この数字は、農業の担い手が高齢化し、若者の参入が少ないという現実を示しています。今後20年以内に多くの農家が引退することを考えると、国産農産物の供給が急激に減少する可能性は否定できません。
このような状況が続けば、輸入に依存する割合はさらに増え、日本の食料安全保障は著しく低下するでしょう。輸入に頼るということは、他国の政策や国際情勢に左右されるリスクを抱えることを意味します。たとえば、戦争や災害、輸出規制が発生した場合、日本に食料が入ってこなくなる危険性があります。実際、パンデミックや戦争によるサプライチェーンの混乱は、私たちにこのリスクを強く意識させる出来事でした。
過去を振り返ってみても、戦争や紛争の多くは食料や資源を巡る争いでした。兵站を維持するためには、まず兵士たちの食料を確保しなければなりません。食料が途絶えれば戦力は大きく低下し、士気も崩壊します。このことからも、農業は戦略的な要素を担う重要な存在であり、国防の基盤であることがわかります。
現代では食料は輸入すればよいという意見もありますが、それは非常に危うい考えだと私は思います。食料自給率が低い国は、国際情勢の変化に弱く、独立性を保つのが難しくなります。特にエネルギーや食料供給が遮断された場合、短期間で経済や社会が崩壊する可能性さえあります。そのため、国内での食料生産能力を維持することは、国家の存続を守るために欠かせないのです。
一方で、農業を持続可能な形で発展させるためには、多くの課題を解決する必要があります。まずは、農業従事者の育成と支援が不可欠です。農業を魅力的な職業にするための取り組みや、若者が農業に参入しやすい環境を整えることが求められます。農地の集約化や機械化の促進によって効率を高めることも重要でしょう。
また、現代技術を積極的に取り入れることで、日本農業の競争力を高めることもできると私は考えます。AIやIoT技術を活用したスマート農業は、労働力不足を補うだけでなく、生産効率や品質向上にもつながります。こうした技術革新によって、若い世代が農業に興味を持ちやすくなる効果も期待できます。
さらに、消費者側にも意識改革が必要です。現在、多くの人が安価な輸入品に頼っていますが、国産品を積極的に選ぶことで国内農業を支援することができます。国産農産物を購入することは、単に食品を手に入れるだけでなく、日本の食料安全保障を支える行動であるという意識を持つべきだと思います。
食料問題は経済的な視点から語られることが多いものの、実は文化や地域社会の維持にも深く関わっています。日本各地には特色ある農産物や伝統的な農法が存在し、それらは地域の文化やアイデンティティを形成してきました。これらの文化的価値を守ることも、農業を維持する理由のひとつだと私は考えます。
最後に、農業を国防と考える視点は、単に食料生産だけでなく、災害時の対応や環境保全の観点からも重要です。災害が発生した際、地域に農業基盤が残っていれば、緊急時の食料供給にも対応しやすくなります。また、農地は防災機能や水資源の管理にも役立ちます。このように農業は多面的な役割を持つため、その重要性は今後さらに高まるでしょう。
私は、日本の未来を守るためにも、農業の重要性を再認識し、政策や支援体制を強化していく必要があると強く感じています。食料自給率の向上は、日本の独立性や安全保障を確保するために欠かせない課題です。これからの日本が持続可能な社会を築くために、農業を支える取り組みがさらに拡充されることを願っています。
執筆:編集部B
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