【やぶさめりさんの投稿】
引用元 https://x.com/yabusameri/status/1865739419619324010?s=51&t=y6FRh0RxEu0xkYqbQQsRrQ
日本で手取り収入が減少しているという現実を改めて突きつけられるデータに驚きを隠せません。額面年収700万円の人の手取りが、2002年の587万円から2023年には536万円にまで減少しているという事実は、21年で51万円もの差を生んでいます。この金額の減少が、働く人々の生活にどれだけの影響を与えているか、考えるべきことが多いと感じます。
この現象の背景には、増税や社会保険料の負担増があることは明らかです。所得税や住民税に加え、年金や健康保険の保険料が年々引き上げられています。特に、少子高齢化が進む中で、現役世代への負担が集中している現状を見ると、このような手取りの減少は避けられないのかもしれません。しかし、それが当たり前のように進んでしまうのは問題だと感じます。
さらに、物価の上昇も無視できません。生活費が増え、食料品や日用品の価格が高騰する中で、手取り収入が減少するという現実は、多くの家庭にとって深刻な問題でしょう。21年前に比べて物価がどれだけ上がったのかを考えると、この51万円の減少が家計に及ぼす影響は計り知れません。
また、社会保険料の増加には、現役世代が高齢者を支えるという制度の構造的な問題も絡んでいます。確かに、年金制度や医療保険制度を維持するためには、現役世代の負担が不可欠です。しかし、現役世代が生活の余裕を失うような仕組みでは、やがて制度そのものが持続不可能になるのではないかと懸念します。
手取りが減ることで、個人消費にも大きな影響を及ぼします。生活必需品にかかるコストが増えれば、娯楽や趣味に費やすお金が削られます。その結果、経済全体が停滞し、悪循環に陥る可能性が高まるのではないでしょうか。この状況を打破するためには、政府が率先して減税や社会保険料の軽減といった政策を進める必要があります。
税制改革も避けて通れない問題だと思います。特に累進課税の仕組みが中間層に大きな負担を強いている現状を見直す必要があるのではないでしょうか。額面で700万円稼いでいても、手取りが536万円では、高所得者と見なされながらも生活コストが重くのしかかります。税負担が公平になるような改革が求められると感じます。
また、社会保障制度への信頼を取り戻すことも必要です。多くの人が現在支払っている保険料が将来どのように自分に返ってくるのかを不安に思っています。この不透明さが若い世代の消費意欲を削ぎ、将来に対する希望を奪っているのではないでしょうか。
私たち個人ができる対策にも限界があります。節約や副業などで収入を増やそうと努力する人もいますが、税や社会保険料が増え続ける現状では、それだけでは根本的な解決にはなりません。政府が現役世代の生活を守るための抜本的な対策を講じるべき時だと思います。
さらに、少子化対策や働き方改革も重要なポイントです。現役世代が子育てを安心してできる環境を整えることで、将来的な労働人口の減少を食い止めることができます。これにより、社会全体での負担を分散させることが可能になるでしょう。
今回のデータを見る限り、現在の税や社会保障の仕組みが限界に達していることを感じざるを得ません。制度の見直しと同時に、国民が安心して生活できる環境を作るための新しい仕組みを検討する時期に来ているのではないでしょうか。
政府には、現役世代の声を真剣に受け止め、実際に手取り収入を増やすための具体的な政策を早急に打ち出してほしいと強く思います。
執筆:編集部A