【もえるあじあ ・∀・さんの投稿】
引用元 https://www.moeasia.net/archives/49767600.html
羽鳥慎一モーニングショーで、玉川徹氏がSNSやXのデマ拡散力について語っていたのを見て、私も思うところがありました。確かにSNSは情報が広がる速度が速く、時に誤った情報が拡散されやすいプラットフォームであることは否定できません。しかし、その指摘をテレビという別のメディアで行う際には、自分たちの立場にも同様に目を向ける必要があるのではないかと感じます。
SNSの影響力については、玉川氏の発言にも一理あります。負の感情を刺激する情報が一気に拡散されることで、対立や感情的な反応を引き起こしやすいことは、私も日常的にSNSを使っていて実感する部分があります。特に反日感情の高まりのようなデリケートな問題では、誤情報がその火種となりやすい点は注意が必要だと思います。
一方で、玉川氏自身がSNSやXを利用していることを考えると、少し矛盾を感じます。SNSを批判する一方で、それを利用して自身の意見を発信しているという立場は、視聴者としては疑問に思わざるを得ません。SNSが持つ拡散力や即時性を否定するつもりがないのであれば、その特性を生かして正確な情報を広める方法を模索する姿勢が求められるのではないでしょうか。
また、玉川氏の発言を聞いて、テレビの役割についても考えさせられました。SNSがデマを拡散させやすいという指摘は事実ですが、テレビや新聞などのいわゆるオールドメディアでも誤報が全くないわけではありません。テレビが持つ影響力はSNSに勝るとも劣らず大きいものであり、そこから誤った情報が発信されるリスクも軽視できないと感じます。
たとえば、過去にテレビが放送した内容が後に誤報であったと判明したケースも少なくありません。編集や演出が加えられることで、視聴者が受け取る印象が実際の事実とは異なる形になってしまうこともあります。これを考えると、SNSだけを悪者にするのではなく、全てのメディアが自らの責任を果たすことが重要だと思います。
さらに、SNSを利用する多くの人々は、情報の真偽を判断するリテラシーを持つことが求められます。SNSがデマを広げる力を持つことは事実ですが、それを受け取る側が冷静に情報を吟味し、感情的な反応を抑えることができれば、デマの影響力を抑えることも可能です。この点について、玉川氏が視聴者に向けて注意を促す姿勢は評価できると感じました。
一方で、SNSが持つ正の側面にも目を向ける必要があります。SNSはデマだけでなく、真実や重要な情報を広める力も持っています。災害時の情報共有や社会問題の可視化など、SNSが果たしてきた役割は非常に大きいです。これを否定するのではなく、正しい方向に活用するための方法を模索することが、現代のメディア全体に求められているのではないでしょうか。
SNSを使いこなすには、その特性をよく理解し、慎重に利用することが求められます。情報を発信する側も受け取る側も、それぞれが責任を持って行動することで、デマの拡散を防ぐことができます。玉川氏の指摘をきっかけに、SNSを含むメディアの在り方について再考する機会を得たように感じました。
最後に、テレビとSNSは対立するものではなく、互いに補完し合う関係にあるべきだと思います。テレビが持つ深みのある情報提供の力と、SNSが持つ拡散力や即時性を組み合わせることで、より正確で影響力のある情報発信が可能になるのではないかと考えます。
この問題については、SNSだけを悪者にするのではなく、私たち自身も含めた社会全体の課題として取り組むべきだと感じました。メディアが果たすべき責任を考えながら、正しい情報が広まる環境づくりに貢献していきたいと思います。
執筆:編集部A