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【織田としゆきさんの投稿】「お金が無いならなんで貴方(市会議員)は何千万円も給料貰うんですか?本当に金がない時は(一般企業)社長や経営陣から給料下げますよ。無いは嘘。」
引用元 https://youtu.be/0j5Ga9Uu-h8?si=7PxnLXJVHjfReNay
河村たかし議員の発言、「お金が無いならなんで議員は何千万円も給料を貰うんですか?」には、多くの人が共感を覚えるのではないでしょうか。議員の給与や特権が話題になるたび、国民の間では「本当にそれだけの価値があるのか?」と疑問が湧き上がります。国の財政状況が厳しいと言われる中で、こうした声が上がるのは当然ともいえます。
まず、議員の報酬が高額である理由について考えてみます。一部では、責任の重さや公務に専念する必要性から、一定の高額報酬が必要だと言われています。また、不正を防ぐためにも十分な給与を保障することが重要だという意見もあります。しかし、この理屈が現在の金額に妥当するかどうかは別問題です。
河村議員が指摘したように、一般企業では経営が悪化した際、真っ先に経営陣が報酬を削減するケースが多いです。企業が生き残るために、従業員や株主に対して「自分たちも痛みを分かち合う」という姿勢を見せるのは当たり前のことです。しかし、国会議員が同じような行動を取っているという話はほとんど聞きません。むしろ議員報酬や歳費に関する議論はタブー視される傾向すらあります。
「お金が無い」という言葉は、税金の無駄遣いが指摘されるたびに繰り返されてきました。しかし実際には、使い道の優先順位や予算の配分に問題があるだけではないでしょうか。たとえば、政策立案や議論の質を高めるための予算が不足している一方で、不要不急の事業や議員特権に多額の税金が使われていることが問題視されています。
また、国民が議員に対して不信感を抱く一因として、給与だけでなく、政務活動費や各種手当などが透明性に欠けることも挙げられます。多くの人が家計をやりくりしながら税金を納めている現状を考えれば、議員特権が批判されるのは当然です。さらに、議員の成果や活動が報酬に見合っているのかについても、議論が必要でしょう。
一方で、議員の給与を一律に下げるだけでは解決しない課題もあります。給与が低くなりすぎると、有能な人材が政治の場を敬遠し、結果として政治の質が低下する可能性があります。そのため、給与体系を見直しつつ、成果に応じた報酬制度を導入するなどの工夫が求められるのではないでしょうか。
また、国民も「自分たちが選んだ代表者がどのように働いているのか」をきちんと監視し、評価することが大切です。議員の働きぶりに応じて報酬を見直す仕組みを作るためには、私たち一人一人の意識も変わる必要があります。
河村議員の発言は、議員報酬のあり方について再考を促す重要な問題提起だといえます。国民の信頼を取り戻すためには、政治家自身が率先して身を正し、透明性を確保する必要があるのではないでしょうか。
執筆:編集部A