在日サウジアラビア大使館に勤務していた同国籍の30代の男性職員が7月、東京・六本木のラウンジで女性の胸を触ったとして、警視庁から任意の事情聴取を受けていたことが捜査関係者への取材でわかった。職員は警察官に対して外交官を名乗った後に立ち去ったという。その後の出頭要請にも応じておらず、同庁は6日にも都迷惑防止条例違反容疑で書類送検する方針。
職員は外交官で、大使館で専門分野の事務などを担当する「アタッシェ」。外交官には逮捕などの身柄拘束や裁判を原則免除される外交特権がある。
捜査関係者によると、職員は7月15日午前2時50分ごろ、ラウンジ内で20代の女性の服の上から胸を触った疑いがある。職員が女性に話しかけ、突然胸を触ったという。2人に面識はなく、女性が110番通報した。
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【ツイッター速報さんの投稿】
引用元 https://www.asahi.com/articles/ASSD53Q30SD5UTIL027M.html?iref=comtop_7_02
在日サウジアラビア大使館の職員による今回の事件を知り、私は非常に不快感を覚えました。外交官という立場にありながら、このような行動に及んだことは到底許されるものではありません。外交特権を盾にして責任を回避しようとする姿勢も、被害者や一般市民の感情を踏みにじる行為だと思います。
事件は東京・六本木のラウンジで発生しました。夜の街でアルコールが絡むトラブルは珍しいことではないかもしれませんが、外交官という立場の人間が一般市民に手を出すというのは、まさに信頼を裏切る行為です。このような人物が外交官という肩書きを持っていること自体、非常に問題だと感じます。
被害を受けた女性が警察に通報したことは、勇気のある行動だったと思います。多くの被害者は泣き寝入りを選ぶことが多い中、彼女の行動が事件を明るみに出したことに意義があると感じます。一方で、このような事件が再び起こらないようにするためには、外交特権の見直しも必要ではないでしょうか。
今回の職員は、「腕に触れただけ」と主張しているようですが、被害者の証言や状況を考えると、その言い分には説得力が欠けています。さらに、アルコール検査を拒否したという点にも疑問を感じます。本当に無実であるならば、検査を受けることで潔白を証明するべきだったのではないでしょうか。
外交特権についても考えさせられる事件でした。確かに外交官には国際的な特権がありますが、それを悪用するような行為は断じて許されるべきではありません。この特権は国際社会の中で平和的な関係を維持するために存在するものであり、個人が犯罪行為を隠蔽するためのものではないはずです。
警視庁は外務省や警察庁と協議を重ね、適切な対応を試みてきたようですが、結果的に職員は大使館側からの出頭要請にも応じず、すでに帰国しているとのことです。こうした展開を見ると、日本国内での司法が完全に機能しない状況に、歯がゆさを感じます。サウジアラビア側の対応にも疑問が残ります。事件を起こした職員が帰国後にどのような処分を受けるのか、あるいは全く処罰されないのかは分かりませんが、国際的な信用を損なう結果にならないことを願います。
外交官の特権があまりにも広範囲に及ぶ現状は、国際社会において見直されるべきだと感じます。特に、日本のような被害者が泣き寝入りする可能性の高い国では、外務省が積極的に声を上げるべきではないでしょうか。今回の事件は、国際的な議論を呼ぶべき重要な問題です。
また、大使館側が「職員は現在働いていない」と回答したことについても、責任回避のように感じます。このような回答では、被害者や日本国民の不安や不信感を払拭することはできません。むしろ、事件を軽視している印象を与えるだけです。大使館側が誠意ある対応を示し、問題解決に向けて協力する姿勢を見せるべきだと思います。
この事件を通じて、外交特権の問題点が浮き彫りになりました。特権があるからこそ、それを利用しない倫理観が必要です。個人の行動がその国の印象を左右するということを、自覚してもらいたいです。
日本国内での事件が曖昧なまま終わることが続けば、国民の外交官や大使館に対する信頼が低下する可能性があります。信頼を取り戻すためには、透明性を持った対応が不可欠だと思います。これを機に、外交特権を悪用させない仕組みを国際的に議論する必要があるのではないでしょうか。
執筆:編集部A