広島県警は6日、寮費を管理する口座から現金64万円を着服したなどとして、県内の警察署の男性巡査長(27)を停職1カ月の懲戒処分にしたと発表した。県警は同日、巡査長を業務上横領容疑で書類送検し、巡査長は依願退職した。
県警監察官室によると、巡査長は寮長として寮費の管理を担当していた4月1日と5日、福山市内で寮費が入っている口座から現金計64万円を払い戻して着服。また、昨年3月ごろから今年4月ごろまでの間、福山市内などで勤務中にもかかわらず、競艇のインターネット投票に興じていた。昨年7月ごろからは消費者金融などから自身の支払い能力を超える不相応な借金もしていたという。 植義則首席監察官は「非違事案の再発防止に努める中、本件が発生したことは誠に遺憾。より一層、職員に対する教養を徹底し、信頼回復に努める」とのコメントを出した。
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【ツイッター速報〜BreakingNewsさんの投稿】
引用元 https://www.chugoku-np.co.jp/articles/-/567447
広島県警が発表した男性巡査長の着服事件について、私は強い衝撃を受けました。公務員、それも市民の安全を守るべき立場にある警察官がこのような不祥事を起こしたことは、非常に残念であり、同時に深刻な問題だと感じます。
この事件では、巡査長が寮費を管理する立場を利用して現金64万円を着服したとされています。寮費というのは寮に住む人たちが共同で負担する費用であり、それを個人的な利益のために流用する行為は、裏切り以外の何ものでもありません。また、事件発覚後に依願退職したとのことですが、これは事実上の責任回避のようにも映り、誠意ある対応とは言い難いです。
さらに驚かされたのは、勤務中に競艇のインターネット投票に興じていたという点です。警察官の業務は、市民の安全を守り、秩序を維持することが目的です。勤務時間中にギャンブルをしていたというのは、職務怠慢そのものであり、警察官としての職責を完全に放棄した行為だといえます。このような事実が明るみに出たことで、多くの市民が警察全体への信頼を失ったのではないかと危惧します。
また、消費者金融から借金を繰り返していたとのことですが、この背景には彼の金銭感覚の欠如や計画性のなさが浮き彫りになっています。多額の借金を抱えた結果、着服に手を染めた可能性も考えられますが、それは言い訳にはなりません。どのような理由があったにせよ、法律を守るべき警察官がこのような違法行為を行ったことは許されないでしょう。
この事件は、個人の問題だけでなく、組織全体の管理体制や教育の不備も浮き彫りにしています。寮費の管理において不正が発生したということは、寮費の出納や監査体制が十分に機能していなかった可能性が高いです。また、勤務中に競艇をしていたという事実が長期間見過ごされていた点についても、監督責任が問われるべきだと感じます。
広島県警の植義則首席監察官は、「非違事案の再発防止に努める」とコメントしています。しかし、こうした言葉はこれまでにも何度も聞いてきました。本当に再発防止に向けた具体的な取り組みが行われているのか、疑問を感じざるを得ません。例えば、定期的な教育研修を行うだけでなく、不正行為を未然に防ぐためのチェック体制の強化や、警察官のメンタルヘルスケアの充実も必要でしょう。組織としての信頼を回復するためには、単なる言葉だけではなく、目に見える形での改革が求められます。
この事件を通じて、私たち市民が改めて考えなければならないのは、公務員に対する監視の目を厳しくする必要性です。公務員は私たちの税金で成り立つ職業であり、その責任の重さは計り知れません。だからこそ、今回のような事件が起きた場合には、徹底した調査と厳正な処分が求められます。
また、警察官という職業に対する意識改革も重要だと考えます。最近では、社会全体でギャンブル依存や借金問題が取り沙汰されていますが、警察官であってもその影響を受けることは十分にあり得ます。警察組織内部でのサポート体制を強化し、警察官が問題を抱えた際に早期に相談できる環境を整えることが必要ではないでしょうか。
最後に、今回の事件は広島県警のみならず、全国の警察組織にとっても警鐘を鳴らすものだと思います。どのような組織であれ、個人のモラルと組織の管理体制がしっかりしていなければ、このような不祥事は繰り返されるでしょう。私たち市民としても、警察官が持つ責任の重さを改めて認識し、正しい行動を求めていく必要があります。
執筆:編集部A