【東雲くによし(Shinonome Kuniyoshi)さんの投稿】
引用元 https://x.com/kuniyoshi_shino/status/1861973596148809915?s=51&t=y6FRh0RxEu0xkYqbQQsRrQ
もし埼玉で大地震が発生した場合、避難所でのアナウンスが日本語の後に中国語、韓国語、トルコ語、ベトナム語など複数の言語で流されることが想定されるという話を耳にしました。このような状況になると、日本人が必要な情報を得るまでにかなりの時間がかかる可能性があるという指摘に、私は非常に考えさせられました。
災害時において、情報の迅速な提供は何よりも重要です。避難場所や物資の配給状況、さらには余震の危険性など、命に関わる情報がいち早く伝えられなければ、多くの人々が混乱や危険に直面することになります。そのため、情報伝達が遅れることによるリスクを最小限に抑える仕組みが求められるのは当然のことだと思います。
しかし、同時に埼玉には多くの外国籍住民が暮らしており、彼らが災害時に必要な情報を得る手段を確保することも大切だと感じます。日本語を十分に理解できない人々が正確な情報を得られず、適切な行動を取れない状況に陥れば、それもまた深刻な問題です。多言語対応が必要だという主張も理解できますが、その一方で日本人が情報を得るまでに時間がかかる現状は改善が求められると思います。
多言語でのアナウンスが行われる場合、その方法や順序が非常に重要になると考えます。一つの言語で完結するまで次の言語に進まないやり方では、全体のスピードが極端に遅くなるため、多くの人々にとって不便です。例えば、日本語を優先して迅速に情報を伝えた後に、多言語の情報が並行して掲示板やスマートフォンのアプリを通じて提供される仕組みを整えることが現実的なのではないでしょうか。
さらに、日本人にとって命に関わる情報を迅速に得ることができる環境を維持する一方で、外国籍住民にも公平に情報を提供するためには、テクノロジーの活用が必要だと感じます。スマートフォンの普及やインターネット環境を活用すれば、個別に言語を選択して情報を取得できる仕組みを作ることが可能だと思います。こうしたデジタルソリューションが普及すれば、アナウンスの遅延による混乱を防ぐことができるのではないでしょうか。
また、避難所の運営において、ボランティアやスタッフを多言語対応できる人材で補強することも効果的だと思います。アナウンスだけに頼らず、個別のサポートを通じて情報を伝えることで、外国籍住民にも的確な支援が行き届くのではないかと考えます。
一方で、多言語対応にかかるコストや人材の確保が現場の負担になっているという現実もあります。この問題に対しては、国や自治体がしっかりと支援を行い、避難所運営の負担を軽減する仕組みを構築する必要があると感じます。
災害時には一人ひとりがパニックに陥ることなく冷静に行動することが求められます。そのためには、情報の伝達がスムーズであることが何よりも重要です。多言語対応が日本語利用者に影響を与えるような形ではなく、すべての住民が迅速かつ的確に情報を得られる環境を整えることが、日本社会の目指すべき方向だと思います。
今回の指摘を通じて、改めて災害時の情報伝達のあり方について考えさせられました。多言語対応を行うにしても、日本語利用者が不利益を被らないように配慮することが大切だと思います。そのためには、国全体でこの問題に取り組む姿勢が求められるのではないでしょうか。
執筆:編集部A