【ワシントン時事】トランプ次期米大統領は29日、カナダのトルドー首相と米南部フロリダ州の邸宅「マールアラーゴ」で会談した。両国メディアが報じた。トランプ氏は不法移民の流入などへの対抗措置としてカナダからの輸入品に25%の関税を課すと宣言しており、不法移民対策や関税が主な議題になったとみられる。
両氏は25日にも電話会談したばかり。トランプ氏が大統領選後に外国首脳と対面で会うのは、アルゼンチンのミレイ大統領に続いて2人目となった。
報道によると、トランプ氏とトルドー氏は一緒に夕食を取った。トルドー氏には国境警備を担当するルブラン公安相らが同行。トランプ氏側では商務長官候補のラトニック氏、大統領補佐官(国家安全保障担当)候補のウォルツ氏らが同席した。
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【himuroさんの投稿】
引用元 https://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-241130X800.html
カナダのトルドー首相がトランプ次期大統領と会談を行ったとのニュースを目にして、改めて国際社会の中で日本がどのように存在感を示していくべきか考えさせられました。カナダが隣国としての地理的な優位性を活かし、早期の対話を実現した一方で、日本の石破首相はまだ具体的な会談の予定がないことに、正直なところ危機感を覚えます。
トランプ氏がアメリカ第一主義を掲げ、同盟国との関係再構築を模索する中で、日本がいかに迅速に対応できるかが試されていると感じます。特に、トランプ氏のこれまでの発言や政策方針を見る限り、同盟国であっても強硬な交渉姿勢を取ることは明らかです。そのため、早い段階での対面による信頼関係の構築が重要だと考えます。
トルドー首相との会談が行われたマールアラーゴは、トランプ氏の個人的な邸宅という特異な場所で、これもまたトランプ流の外交スタイルを反映しているように思います。非公式ながらも、こうした場での会話が実際の政策に影響を及ぼす可能性は高く、日本としても同様のチャンスを逃さない努力が求められます。
今回の会談で議題となったのは、不法移民対策や関税問題であったと報じられています。これらのテーマは、アメリカとカナダに直接的な影響を与えるものであり、トランプ氏が優先順位を高く設定していることがうかがえます。日本においても、貿易や安全保障といった重要な議題がありますが、それをトランプ氏にどのように伝えるかが課題です。特に、防衛費負担の増額を含む日米同盟のあり方について、どのような形で交渉を進めるのかが注目されます。
一方で、石破首相が現時点でトランプ氏と対面で会う機会を得ていない背景には、アメリカ国内の事情もあるかもしれません。トランプ陣営が、外国首脳との会談を慎重に進めているとの報道もあり、これが日本側の対応を難しくしている可能性があります。しかし、それを理由に行動を遅らせてしまうと、結果的に日本の存在感が薄れてしまう恐れがあります。
トランプ氏が大統領選挙後に初めて対面で会談したのは、アルゼンチンのミレイ大統領でした。これに続き、トルドー首相との会談が行われたことから、トランプ氏が南米や北米の近隣国との関係を優先していることが見て取れます。これに対して、日本としても早急に日米間の協議を進める必要があるでしょう。特に、日米貿易協定の再交渉や安全保障問題において、日本側がどのような提案をするのかが問われています。
また、トランプ氏の外交姿勢はビジネス感覚に基づく実利的なものであるとされています。この点で、日本も具体的な成果を示す提案を持ち込むことで、トランプ氏の関心を引く必要があります。例えば、アメリカにとって利益となるような投資案件や経済協力策を提示することが有効かもしれません。
今回のニュースを通じて感じたのは、国際社会においてタイミングとスピードがいかに重要かということです。特に、日本がアメリカとの同盟関係をさらに強化し、地域の安定に寄与するためには、迅速かつ積極的な外交努力が求められます。石破首相がトランプ氏と直接会談を行い、両国の信頼関係を深めることができるよう、一層の行動が期待されます。
執筆:編集部A