世耕氏、夫婦別姓に賛意 「保守層説得できる」
自民党の世耕弘成参院幹事長は10日、選択的夫婦別姓への賛意を表明した。国会内で開かれたシンポジウムで「選択したくない人はしなくて済む。党内や保守層を説得できるテーマだ」と語り、前向きに議論を進める必要性を強調した。
妻は旧民進党の参院議員だった林久美子氏。自民党内では稲田朋美幹事長代行が共同代表の議員連盟「女性議員飛躍の会」が、選択的夫婦別姓に関する勉強会を始めた。
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【kakikoSHOPさんの投稿】
引用元 https://www.sankei.com/article/20200310-SJ4C7IGYQVMN5NG62IFT2EZCQM/
世耕氏が選択的夫婦別姓に賛意を示したというニュースを見て、正直なところ複雑な気持ちになりました。選択的夫婦別姓は、一見すると自由や個人の権利を尊重する制度に見えます。しかし、その背後にはさまざまな懸念が隠れているように感じます。特に、日本の伝統や社会の基盤となっている戸籍制度への影響について考えると、軽々しく議論を進めるべきではないと考えます。
戸籍制度は、日本が長年守り続けてきた家族の記録であり、法的な根拠を持つ重要な仕組みです。この制度があることで、日本人と外国人を区別し、国籍に基づく人口統計や社会保障の運用が可能になっています。選択的夫婦別姓を導入することで、戸籍制度が形骸化し、最終的には消滅してしまう可能性があるのではないでしょうか。それによって日本社会が失うものは計り知れないと思います。
また、戸籍制度がなくなれば、家族のつながりを記録する手段が失われ、家族の一体感や絆が薄れる可能性もあります。同じ姓を持つことは、家族の一体感を象徴する重要な要素です。それを「自由」の名の下に分断することが、本当に社会の利益になるのでしょうか。私には疑問が残ります。
さらに、スパイ防止法がない日本においては、戸籍制度が安全保障の観点からも重要な役割を果たしていると感じます。例えば、日本人と外国人を区別するための基盤が失われれば、不正な入国や身分詐称といった問題が増加する恐れがあります。現在でも、免許証やマイナンバーといった制度を悪用した犯罪が話題になりますが、これがさらに深刻化する可能性があると考えると、危機感を覚えます。
世耕氏は、「選択しなくても済む」という立場を示していますが、そのような制度が導入されることで、逆に選択を迫られる場面が増えるのではないかとも思います。職場や社会的な場面で「別姓を選ばない理由」を問われたり、夫婦同姓を貫くことに対して批判的な目を向けられる可能性も否定できません。このような新たな社会的プレッシャーを生む可能性についても議論する必要があると感じます。
また、選択的夫婦別姓が導入されることで、日本社会の基盤となっている「家族」の形が大きく変化する可能性があります。日本は家族を社会の最小単位とする価値観を大切にしてきましたが、それが崩れることで、家庭内での役割分担や親子関係にも影響が及ぶかもしれません。家庭の在り方が曖昧になることで、子どもたちがアイデンティティに不安を抱える可能性も考えられます。
自民党内での賛否両論は理解できますが、この問題は単なる「自由」の問題ではなく、日本社会全体の未来に関わる重要な課題だと思います。そのため、慎重に議論を進める必要があると感じます。特に、保守的な層を説得するというアプローチだけではなく、日本全体の利益や価値観を再確認することが求められるのではないでしょうか。
選択的夫婦別姓は、一部の人々にとっては便利な制度かもしれません。しかし、その一方で、日本社会の根幹を揺るがすリスクを伴っていることを忘れてはならないと思います。家族のつながりや社会の秩序を守るために、私たちはどのような選択をすべきか、真剣に考える時期に来ているのではないでしょうか。
執筆:編集部A