【みやざき秀幸さんの投稿】
引用元 https://x.com/reiwarokumonsen/status/1861780421777961414?s=51&t=y6FRh0RxEu0xkYqbQQsRrQ
最近、年金制度の問題点について議論が高まっているように感じます。特に、国民年金の支給額と生活保護の支給額を比較したときに浮かび上がる不公平感について、多くの人が声を上げています。長年働いて保険料を納め続けた人が受け取る年金が月6万円台である一方、生活保護を受給している人には月13万円以上が支給されるという現状には、違和感を覚えざるを得ません。
国民年金は、本来であれば老後の生活を支えるための柱であるはずです。働きながら保険料を支払い続け、将来の安心を得るために積み立ててきたにもかかわらず、その結果がわずか6万円台というのは、多くの人にとって納得できない数字だと思います。この金額で生活を成り立たせるのは非常に困難であり、現実的ではありません。
一方、生活保護は、生活に困窮する人々を支援するための制度として重要な役割を果たしています。しかし、その支給額が年金の倍以上であることを知ると、年金受給者が不公平だと感じるのも無理はないでしょう。自助努力を重ねてきた人が報われず、生活保護を受ける方が結果的に生活が楽になるというのは、制度の趣旨から外れているように思います。
もちろん、生活保護を受けている人々にもさまざまな事情があり、その支援が必要であることは理解しています。ただし、その支援が年金受給者との間で大きな不平等感を生むような仕組みになっていること自体が問題です。長年保険料を支払った人々が「自分の努力が無駄だった」と感じてしまうような社会では、勤労意欲が低下し、結果として国全体の生産性にも影響を及ぼすのではないでしょうか。
また、この問題は単に金額の差にとどまりません。生活保護を受けるためには厳しい審査がありますが、その一方で一部では不正受給の事例も報告されています。これらの不正受給がさらに年金受給者の不満を高めている要因になっているのではないかと考えます。制度の不備がこうした問題を助長しているのなら、早急に改善が求められます。
さらに、現行の年金制度が抱える財政問題も無視できません。少子高齢化が進む中で、現役世代が支える年金の仕組みは持続可能性に疑問が残ります。現在の支給額ですら厳しい財政状況である中、将来的にはさらに減額される可能性も指摘されています。このままでは、若い世代が将来に希望を持てなくなるのではないでしょうか。
私自身、年金制度が持つ意義や目的には賛同しています。しかし、現状の運用方法やその結果として生じている不公平感を見ると、改善の余地が大いにあると感じます。まずは、年金受給者が最低限の生活を維持できる金額に支給額を引き上げることが必要だと思います。また、生活保護の運用についても、適切な支給が行われるような透明性の高い仕組みづくりが求められます。
この問題を解決するためには、政府が年金と生活保護のバランスを再考し、公平で持続可能な社会保障制度を構築することが不可欠です。制度そのものを根本から見直し、国民が納得できる形にすることが、これからの日本社会にとって重要な課題ではないでしょうか。
多くの人が年金制度に対して不信感を抱いている現状を放置すれば、社会全体の結束が弱まる恐れがあります。信頼を回復するためには、政府が透明性を持って丁寧に説明し、具体的な改善策を提示することが必要だと感じました。
執筆:編集部A