【北京=三塚聖平】中国で若者の就職難が続いている。大学卒業生が年1千万人規模に増えているのに対し、経済成長の鈍化もあって雇用の受け皿が十分に増えていないためだ。北京で開催中の全国人民代表大会(全人代)で、中国政府は「雇用優先」を掲げ、若者の就業対策に躍起となっている。
続きを読む王氏は若者の雇用対策を重点分野に挙げた。国家統計局が昨年7月に発表した16~24歳の6月の失業率は過去最高の21・3%だった。統計局は失業率の算定方法を見直すとして公表を一時停止。今年1月に発表した昨年12月の同失業率は14・9%となお高水準だ。
若者の就職難の要因の一つは大学卒業生の増加だ。今年の大学新卒者は推計で1170万人超で、2023年の1158万人を上回る。22年に初めて1千万人の大台を突破した。
全人代で審議している24年予算案には雇用助成金として667億元(約1兆4千億円)を計上。大学新卒者について「重点層の雇用対策をしっかりと行い、就業困難層のサポートを強化する」との方針を打ち出している。
引用元 https://www.hokkoku.co.jp/articles/-/1336118
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