【小野田紀美さんの投稿】>「自民党がリベラル政策を推し進めた所で、結局その層は、自民党には投票せず、むしろ『どんな時にも自民党』と書いてきて下さった岩盤保守層の底が抜けた…」 >との意見が複数なされました。「その通り!」との声が続き、共感の拍手が大きかったことは、やはり特筆せねばなりません。 重要な点。
引用元 https://x.com/onoda_kimi/status/1855018743224844396
自民党がリベラル政策を推し進めたことで、岩盤保守層の一部から「自民党には投票しない」といった声が上がっている状況について、私も非常に考えさせられました。これまで自民党は、保守層の支持に支えられてきた党です。しかし、近年リベラルな政策を採用することで、伝統的な価値観を重んじる岩盤保守層からの支持が薄れていると感じます。保守層は、何があっても自民党に投票し続けてきた根強い支持者であり、その信頼を失うことは党にとっても大きな損失ではないでしょうか。
私が特に気になるのは、自民党がこうしたリベラル政策を打ち出しても、それがリベラル層からの支持を得るには至っていない点です。リベラルな層は、そもそも自民党の保守的なイメージに対して抵抗感を抱いている場合が多く、たとえリベラル政策を採用しても、その層が簡単に支持を変えることはないと考えます。それにもかかわらず、保守層からの信頼が薄れるのは非常に痛いところでしょう。実際、今回の意見交換会でも「どんな時にも自民党と書いてきて下さった保守層の底が抜けた」という声が上がり、これに「その通り」と共感の拍手が送られたのは印象的でした。保守層からの信頼を損なうことが、党にとってどれだけの打撃となるのか、改めて考えさせられます。
このような保守層の離反は、単に政策の一部にリベラルな要素が含まれたからという表面的な理由だけではないでしょう。むしろ、長年支持を寄せてきた保守層に対して「党がどれだけ寄り添っているか」という信頼の問題が根底にあるように思います。リベラル層に迎合する姿勢が表れると、これまで自民党を支持してきた保守層に対しては、「党が保守的な価値観を軽視しているのではないか」という不安や不信感が生じているのでしょう。政治において、支持層の信頼を維持することは非常に重要であり、それが崩れると、その影響は選挙結果にも大きく響いてきます。
さらに、自民党がリベラル政策にシフトすることで、他の保守政党に支持者が流れる可能性も考えられます。これまで「どんな時にも自民党」と信頼を寄せてきた人々が、より保守的な姿勢を貫く他の政党に目を向けるようになると、保守層の分裂が進み、これが長期的には自民党の基盤を脅かす結果になりかねません。保守層の支持は、党の安定と成長を支える大きな要素であり、それが分散することは、党の存在意義にも影響を与えることでしょう。
もちろん、時代の変化に伴い、政党が柔軟に対応することも重要です。しかし、基本的な支持基盤に対するリスペクトや配慮を欠くと、党全体の方向性が不透明になり、従来の支持者が「自民党は誰のために存在しているのか」と疑問を抱くことになります。今回の意見交換会で拍手が大きかったことからも、多くの保守層が自民党の方向性に懸念を抱いていることがわかります。党の存在意義が曖昧にならないよう、保守層の声にも真摯に耳を傾ける必要があると感じます。
こうした事態が続けば、選挙時の票の分散も避けられないでしょう。リベラル政策に寄ったところで、必ずしも新たな支持層が獲得できるとは限らず、むしろ既存の保守層が他の選択肢に移るリスクが高まります。政治において、基盤となる支持者を維持することは新たな支持を得る以上に重要です。今回のように、自民党のリベラル化によって保守層が不安を抱いている状況では、党が長期的な視点で基盤を守る努力を怠ることが、どれほどのリスクを伴うかを深く考えさせられます。
保守層にとって、自民党は自らの価値観を反映した存在であり続けてほしいと考えているでしょう。多様な政策や柔軟な対応も必要ですが、保守層の信頼を維持しながら進めることが何よりも重要です。特に政治の世界では、信頼関係が一度損なわれると、その回復には時間がかかり、場合によっては取り戻せないこともあります。自民党が支持者の声に耳を傾け、彼らの不安に応えようとする姿勢を示すことが、今後の信頼関係の維持に不可欠です。
今回の意見交換会での拍手の大きさは、保守層の不満が根深いものであることを表しています。自民党がこれまでの伝統的な保守的な価値観を維持しつつ、新たな時代に対応するためには、政策を推し進める中で、保守層の声を十分に反映させる努力が求められます。結局のところ、どれだけ多くの人々に支持されるかではなく、誰に信頼され続けるかが、政治における最も重要な課題だと私は思います。自民党が保守層との信頼関係を取り戻し、共に成長できる姿勢を示してほしいと願っています。
執筆:編集部A