アルピニスト(登山家)の野口健さんが、自身が率いる「ピークエイド」による能登半島地震の被災地支援に際して、被災者の方々の苦境に直面。SNSを通じて強い批判を表明しています。
野口さんは4日に「ピークエイドは今日も被災地に寝袋(52個)を配送致しました。」と書き出し、段ボール箱で多くの寝袋を搬入する写真を投稿。「避難所から在宅避難、車中泊へと逆戻りされる方々」にも寝袋を渡したとして「災害発生から2ヶ月が過ぎても、今だに変わらない」「何週間も何週間も寝袋を待ち続ける人々の姿。」と綴り「この現実を知るべき。そして最後にすべきだと。」と訴えています。
続きを読むこの投稿の前には、道の脇に瓦礫が寄せられただけの被災地の写真とともに「避難所から在宅避難、車中泊避難に逆戻りされるケースが大半。」と投稿。”避難所は仮設住宅ができるまでの繋ぎ” という前提が崩れてはいないかと危惧しつつ「仮にその大前提が崩れ去るようなことがあれば国家としての敗北を意味する。」と強く批判しています。 被災者の方々から「今だに敷き布団がなくダンボール1枚に毛布1枚で寝ています。」という訴えが寄せられたときに「『この国は果たして本当に先進国なのか』と強く感じた」と野口さんは振り返り、「支援の輪がまだまだ、まだまだ必要です。」と呼びかけています。
引用元 https://news.yahoo.co.jp/articles/136cae8de7702751548e520c0fb8e662e7da0110?s=09