長崎・五島列島の宇久島と寺島で発電事業会社「宇久島みらいエネルギー」が計画している国内最大級の大規模太陽光発電所(メガソーラー)が来春にも本格着工することが5日、分かった。完成すれば両島(合計約26平方キロメートル)の1割は太陽光パネルに覆われる。地元では景観の悪化の他、木々の大量伐採で土砂崩れの発生を懸念する声が上がる。
続きを読む計画には京セラや九電工などが出資し、総投資額は2千億円に上る見通し。宇久島メガソーラー事業のホームページによると、発電能力は約480メガワットで国内最大規模、年間発電量は一般家庭17万3千世帯分に相当すると予測している。2014年に計画が公表されて以降、事業主体の変更やコロナ禍で時期がずれ込んだ。
20年4月から出力4万キロワット以上のメガソーラーには国のアセスメントが義務付けられたが、宇久島の事業は既に工事計画の届け出が済まされた後だったために対象外だった。
今月上旬から地区ごとに本格着工へ向けた説明会を始め、まず島南部で仮設の防災設備の建設に取りかかり、木々の伐採に移る。
引用元 https://kumanichi.com/articles/1223306