トランプ氏は11月上旬、南部フロリダ州での支持者集会で、再選されれば「米国内で史上最大の退去作戦を行う」と述べた。トランプ政権で政策顧問を務めた側近のスティーブン・ミラー氏は米紙ニューヨーク・タイムズなどに「(トランプ氏は)移民の大規模検挙に向け連邦政府の権限を総動員する」と語る。
トランプ氏はすでに、1期目に建設を進めたメキシコ国境の「壁」の完成や、イスラム教徒が多数派の国々からの渡航制限の拡大、外国人への査証(ビザ)発給への厳格な「イデオロギー審査」の導入なども表明。不法移民の子供でも米国で生まれれば市民権が付与される「出生地主義」の見直しにも言及している。