福岡県みやま市の小学校で1年生の男子児童(7)が給食のウズラの卵をのどに詰まらせ死亡した事故を受け、市教育委員会は27日、緊急の校長会を開き、各校の危機管理マニュアルを見直し、対策の徹底を指示した。文部科学省も、注意喚起の通知を出した。各地の給食で、ウズラの卵の提供を控える動きも出始めている。食べ物による子どもの窒息事故は後を絶たず、専門家は注意を呼びかける。
続きを読む市教委によると、児童は26日昼、献立のおでんに入っていたウズラの卵をのどに詰まらせた。吐きそうなそぶりをみせたため、担任の教員が背中をたたいたが吐き出せず、自分で立っていられない状態になったという。心臓マッサージや人工呼吸を行い、ドクターヘリで病院に搬送されたが、死亡が確認された。
この事故を受け、大分県佐伯市教委は27日、市内の公立幼稚園と小中学校に対して当面の間、給食にウズラの卵を使わないとする通知を出した。同県由布市や北九州市でも、同様の対応を取る方針という。
また、福岡県内の多くの小中学校などに給食食材を納める県学校給食会には同日、ウズラの卵の注文キャンセルが相次いだ。もともとは定番食材として安定した需要があったが、事故を受けて見直しの動きが出ているとみられるという。
引用元 https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000291759.html